あらすじ
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
小梅は「おばあちゃんが最期に漬けた梅酒」の精。時が止まったような蔵の中で、いろいろな酒たちや、唯一の人間であるおじいちゃんと幸せに過ごしていた。しかし、小梅を可愛がってくれていたおじいちゃんが亡くなり、蔵が哀しみに包まれていた頃。一人の青年が、その扉を開けた。正体を知られてはいけないと、こっそり様子を窺っていた小梅だが、寝酒として寝室に連れていかれてしまう。そして酔ってまどろむ彼に、人の姿をしているところを見られた小梅は、そのまま抱き寄せられ、優しく口づけられてしまい――!?
感情タグBEST3
シリーズ化してほしい
ストーリー、イラストともに大変楽しく読了しました。小梅ちゃん可愛すぎて泣きたくなる。攻めさんの人柄も素晴らしいですね。(若干のロリ感は否めませんが……笑)
小梅ちゃんたちの梅酒造り(子づくり)の話も読んでみたいし、他のお酒さん達に焦点を当てたエピソードもあったら面白そうだし、緩く長く続いてほしい作品です。
一冊で終わって欲しくないのは確か!
Posted by ブクログ
小梅を始めとしたお酒たちと元々の持ち主の孫和鷹の話。お酒が人に!と思ったけれど、そんなことを忘れるくらい個性的で楽しい面々。可愛い小梅を守ろうと空回りつつも頑張る姿は見ていて微笑ましかった。世間知らずで初心な小梅と小梅のことが大切すぎて傷つけたくないと思っている和鷹。すれ違うことはあっても、この2人(と他のお酒たち)なら、きっと楽しく幸せに暮らしていくだろうな。と信じることができた。