あらすじ
杜の都・仙台の下町商店街に佇む「キッチン・ミクリヤ」。仕事と男を同時に失った桜木まどかは、幼馴染の御厨陽一にご馳走になったオムライスに感動し、「ミクリヤ」で働き始める。ドSな天才シェフやチャラい年下パティシエ、同級生のイケメンバリスタなどに囲まれ、まどかは今日も“魔法のように人を幸せにする料理”をお客様に届ける!E☆エブリスタ発、大人気キャラクター小説シリーズ。
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Posted by ブクログ
仕事と彼氏を同時に失った主人公・桜木まどかが、商店街にある老舗洋食屋『キッチン・ミクリヤ』での勤務を通して様々な経験をする物語です。
各話のあらすじは次のとおり。
第1話 沁みるオムライス
契約社員として働いていたまどかは更新打ち切りとなり、さらに彼氏と思っていた男性からは関係を終わらせられてしまう。失意の中で『キッチン・ミクリヤ』の三代目である御厨陽一と再会。オムライスをご馳走になり、流れで『キッチン・ミクリヤ』で働くことに。
第2話 高菜ピラフとグアテマラコーヒー
『キッチン・ミクリヤ』で働き始めたまどか。訪れた客がメニュー名を言い間違えたことを、指摘して訂正してしまう。後日、その客と再会するも、相手は怒り心頭で……。
第3話 アレキシサイミアのパンケーキ
店で一番高いコース料理を予約した客が、相手が来ずにキャンセルに。まどかは連れがどうして来ないか訪ねると「会いたくない。別れようと言われた」という言葉が返ってきて……。
第4話 寄り添う海老グラタン
ある男性客から、オーダーの行き違いや熱すぎる海老グラタンがきっかけで怒鳴られてしまうまどか。しかも男性客は財布を残したまま食い逃げをして……。
第5話 ジョンのハンバーグ
英語での電話が店にかかり、対応するまどかと陽一。すぐに電話は切れたが、後日同じ商店街にある『ハラショー菓子店』の次男・孝輔(こうすけ)と共に事件に巻き込まれ……。
第6話 満点カレー
陽一の一人娘・真珠(まり)の弁当作りを、幼馴染の月菜(るな)から依頼されたまどか。出来上がった弁当を真珠に届けると、反応に引っかかる部分があり……。
かなりライトな書き方・読み心地なので「読書を始めたばかり」「読書を最近、再開した」という方におすすめです。
「料理小説が好き!」という方にもピッタリな作品です。
Posted by ブクログ
ミクリヤの料理どれも美味しそうで、洋食屋さんに行きたくなる。あの占い師さんはあれだけなの?もっと出てきて欲しかった。まどか30歳という年齢の割には思考が幼すぎないか?22、23ならまあまだしも、もうちょっと落ち着きが欲しい。
Posted by ブクログ
キリギリス生活をしていた主人公は、ついに無職。
次の仕事が決まるまで、と幼馴染の店でバイトをする事に。
連続短編になっていて、個性豊かと言うか
すごい人達がいる店に。
店主はまとも…です、驚くほどに。
楽に生きていきたい、と思うのは普通ですが
その分デメリットもあるわけで。
若かったらあれですが、年を重ねていくと
何か突起するものがないと危険な状態に。
ものすごく反面教師っぽい始まりでした。
接客業をするにあたって、お客様に
恥をかかせてはいけない等。
普通に仕事をする上でも使えそうな話が出てきたり
読むだけでも知識がつきそうな場面も。
とはいえ…主人公ほどへこたれずに生きていけても
調節Sの調理助手の人とは知り合いたくないです…w