あらすじ
吊された女と、消えた女。旧敵との再会直後に起きた、冷酷な殺人事件――世界シリーズ累計2000万部突破!
ロス市警の警部補デッカーはホテルのスイートで美しい人妻と密会していた。彼女、テリーは暴力的な夫クリスとの別居を望んでおり、裏社会に生きるクリスと因縁浅からぬデッカーに仲裁を頼んできたのだ。だが直後にテリーが失踪したと、彼女の息子ゲイブから連絡が入る。ゲイブは14歳にして父親が犯罪者であることを達観したような少年だった。そんな折、近くで女性の他殺体が見つかり――。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
デッカー警部補の第十四弾。
冒頭から、夫婦のいさかいに巻き込まれるデッカー警部補。
その夫婦の登場の仕方が突然で、
それでいながら知っていて当然という書き方で、
どういうこと?と頭の上からはてなを飛ばしながら読んでいた。
夫婦と会った直後に妻は消え、ティーンエイジャーの息子を預かることになる。
一方、看護師が殺され、
建築現場で吊るされていた事件が発生する。
二つの事件は関連性があるのだろうか?
どうしてもがまんできず、ちらりと下巻の解説を見てみたら、
夫婦は「正義の裁き」に出ていたカップルだと判明した。
確かにその時に、カップルのその後を知りたいとは思ったが、
こんなにがっつり再登場するとは思っていなかった。
結局、結婚したのか…。
(下巻へ続く)