あらすじ
母さんが突然いなくなった。父さんのことを人殺し呼ばわりする下級生を殴って、先生から怒られた光一。妹のアッコもいじめられ、ついに光一は自分たちで母親探しを決意する。協力してくれるのはクラスメイトの宮内と和田、そして和田のお姉さんでミステリー好きの重子。だが少年探偵団が動き始めた矢先に、母親の死体が名古屋で発見され……。名古屋や小豆島まで事件の謎を追う光一らは、真相にたどり着くことができるか!? 子供たちの活躍をユーモラスでサスペンスに満ちたタッチで描いたジュニア・ミステリー。
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Posted by ブクログ
タイトル-表紙絵-そして主人公(主観)が小学校5年生(11歳)ということもあり、とてもポップな感じな印象を受けます。
が、結構しっかりとしたミステリーです。
「母親が突然の失踪。父親が犯人?と疑問を持ちながらも、そうでないことを証明するためにも真犯人を見つけるために行動をはじめる。」
小学生には少々無茶な行動ですが、無知な状態である彼が読者とリンクし、作中での説明や解説によって、自分が謎を解いていくような感覚にも感じられます。
ストーリー展開としては定番なものに近いですが、だからこそ読みやすく、中弛みもありません。
サクッと読める一冊です。