【感想・ネタバレ】コルバトントリのレビュー

あらすじ

「ぼく」を通して語られる、いつか、どこかで暮らしていた人々の物語。
おばさんは幼い頃、「ぼく」の母親が窓から捨てた油で顔に消えない痕がのこるが、のちに、刑務所に入った父親、交通事故死した母親のかわりに「ぼく」をあずかる。
幼馴染みたち、アパートの飲んだくれのおじさん、月を見張っているおじいさん――。
富とは無縁の人々を、静かな雨が包み込む。「永遠」にめぐる世界を閉じ込めたかのような奇跡的中編。

第一五六回芥川賞を『しんせかい』で受賞した著者による、2014年発表の中編小説

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 死に際に立ったことがないので適切な表現かわからないけれど、「走馬灯のような」小説だった。
 過去・現在・未来。主観・客観。生・死。すべての境界線が曖昧で、1枚の絵をびりびりに千切って、ランダムに繋ぎ合わせた塊のような印象だった。物語性が希薄なため、記憶には残らなさそう。。

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2016年10月12日

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