【感想・ネタバレ】切羽へのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

息苦しい話。町中(島中)知り合い、誰が誰の奥さんで、仕事は…住んでるところは…愛人は!…みんななんでも知っている。昔の自分の置かれた状況を思い出し、つらい気持ちになった。
こんな暮らしが合う人もいると思うけど、私はしたくない。
結局、何も変わらない。

0
2018年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

喪失することが人生。

北の島。
養護教諭のセイは画家の夫をもつ。
新任教諭の石和にお互いに魅かれていく。
その先が切羽。トンネルを掘っていく一番先。
切羽へ。切羽へ。
そして、その切羽で石和は去る。
セイは夫の子を身ごもっていた。

欲しくて欲しくてたまらないけれど。
手には入らない。手には入れない。
そして喪っていく。
喪失こそが人生。
島という舞台が
その喪失感を象徴する。

この一節が印象的だ。

「彼らはすでに、石和を忘れる準備をはじめているようだった。
 それは島の子供たち、あるいは島の人間が、
 身のうちにこっそりと培っている方法なのかもしれない」

0
2014年05月19日

「小説」ランキング