【感想・ネタバレ】われら九人の戦鬼 下のレビュー

あらすじ

夜八郎を心から慕っていた梨花が死んだ。これでもう、不毛な地伊吹野に留まる理由はない。だが、農民の窮状に手を差し伸べる天満坊の熱意にほだされ、夜八郎の心は動く。これまで世に益することなく、害毒を流すだけだった余計者九人が立ち上がった。竜神湖の水をふもとに落とし、灌漑溝を満たせば民は救われる。九人の戦士は勇躍、攻略不可能とされる地へと向かった。

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Posted by ブクログ

まあ時代劇であるわけだが時代劇にもいろいろあって
これは戦国時代初期が舞台のヒロイックファンタジーである
江戸時代を舞台にしようが戦国大名だろうが鎌倉時代だろうが
時代劇の登場人物は現代語を話すように
本作も戦国時代を舞台としているだけであって剣と魔法の世界
つまり忍者が幻術のくのいちのしてもも何ら問題ないわけだから
ではファンタジーかというと違うのであり
「伝奇小説」は和風ファンタジーの言い換えなんであり
ファンタジーって何
というわけで時代劇という分類名はまこと良くできていると思った
内容はさすが
想定読者である50台以降くらいの男性層から要求される用件を
十全に満たした娯楽小説の鏡
すなわちライトノベルのお歳寄り版以外の何者でもないので
ライトノベル作家のひとたちは柴錬読んで
おべんきょうすると良いのではなかろうか
佐伯泰英でも同じだけれども

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2019年01月10日

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