あらすじ
大好評『猫の學校』第2弾! 室内で暮らす猫の平均寿命は現在約15歳。老いを迎えた猫とどうつき合っていくか、やがておとずれる永遠の別れをどのように受け止めればいいのか。多くの老猫をお世話し、17匹の最期を看取ってきた「猫のプロ」が、人も猫も最期の瞬間まで幸せに暮らすための秘訣を伝授する一冊。
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Posted by ブクログ
猫の學校第2弾です。
知り合いだった方の猫のことも出ています。
老猫たちから学び、猫たちの死からもさまざまな学びがあります。
本当に良い本です。
まだ猫を看取ったことはありませんが、これは人間も同じかもしれません。
猫の死から立ち直って行くとき、「〇〇日経ったら立ち直る」などという目安はありません。頭では立ち直ったつもりでも、からだや心はまだバランスを取り戻せないということもあるので焦らないことです。
そして、猫のことを思い出さなくなったら、それは、その猫があなたの一部になったということです。決して、「忘れた」ことや「思い出さない」ことに罪悪感を持たないでください。 ー 162ページ
Posted by ブクログ
・「外に出るです」と言う福。p79
・心配症 心配は自己満足です。
・嘆くより慣れろ
・猫の衰弱を悲しむ→猫に悪影響。 人間の心理状態や仕事ストレス過多は猫に影響する
・口熊野の迷信・墓掘りをすると、体調を持ち直す
・デスカフェ(ウィークタイズ)
・「老いの入舞」
Posted by ブクログ
作者のタフで強烈なバイタリティに気圧されながらも、
間もなく天に召されてしまうであろう我が家の猫のために読み進め、結果気持ちが楽になった。
人(私のこと)はかくも救われたがる動物なのか。
すっかり洗脳されてしまった。
無意識ではあるけれど(猫の)長生きを善とするあまり短命を善しとすることが難しくなり苦しい気持ちでいたが、
”老いから死へ向かう過程と時間を大事にすること”
”「早く治って」ではなく「お手入れをもっと上手にしたい」という気持ちで老猫に向かうこと”により、
関係は穏やかに深まって、心の言葉のコミュニケーションが繊細で優しいものになり、お互いが静かに満たされていくのだと理解した。
一番衝撃的だったのは猫ではなくて筆者のお母様の看取りの場面だった。人も猫同じ生き物なのだな。
そしてそのお母様がお寺の住職さんだったとあり、なるほどと、これまた深く納得したのだった。
Posted by ブクログ
南里秀子さん「猫の学校② 老描専科」、2018.1発行です。1990年頃、5歳だった猫の平均年齢は今は15歳に。著者は12歳(人間だと64歳)以降を老猫時代と。そして、老猫から朗猫へ! 猫たちは子猫のときも、成猫のときも、老猫になっても、いつも「今」に生きている。こだわらない、とらわれない、かたよらない。この極意、人間が苦労して学ぶことを彼らはごく自然にやってるんですね。キュア(治療)とケア(介護)の役割を考え、お金よりもむしろ時間と心をかけたいなと思います!そばにいること、そっとなでること。