【感想・ネタバレ】父の生きるのレビュー

あらすじ

父の不安はわかる。寂しさもわかる。孤独もわかる。想像できる。想像するだに胸がつぶれる。しかしだからといってこの生き方はなさけない。納得できない。いや私が納得するもしないもない。それが父の生きざまなんだから、それを引き受けるしかない。(本文より) 詩人・伊藤比呂美が日本とアメリカを往復する遠距離介護を通して、「私が頼りにもしてきた」父の最期に寄り添い切った3年半の記録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分のときと照らし合わせて、辛かった。私はここまでできなかった。色んなことがあったけど、自分はこの人が可愛がってくれた娘なんだってことを思い出すことができてとても良かった

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2020年05月01日

Posted by ブクログ

なんとも辛くて切ない内容です。私は59歳、母は83歳、熊本で二人暮らしです。読んでいると現状の自分にリンクする部分が多々あります。思わず頷く部分、反省してしまう部分、涙する部分がありました。作者はカリフォルニアと熊本での生活、本当に頭が下がる思いです。でも、結局は、その二重生活を解消するのは、この結末しかないのだなあと感じます。その事実が人をひとつ成長させるのだと思います。辛いですね。

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2018年11月11日

Posted by ブクログ

みとったひとにしかわからないだろうと思う。自分と父とが重なって切なかった。人ひとりを送り出すということの重み、死にゆく人の世話をさせてもらえて幸運だったとおもえる、親が子にさいごに与えてくれたもの。

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2021年07月09日

Posted by ブクログ

女性詩人が、実家熊本の父をカリフォルニアから行き来しながら看護する日記。作者の父を思う気持ち、その実行力、介護におけるどうしようもない気持ちが率直に表れていて共感する。老いの衰えはどうしようもなく、人生の最後はやはり大変で、それを支えてくれる人がいる人は幸せである。後書きの作者の言葉と最後の詩にはしみじみとする。

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2016年12月27日

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