【感想・ネタバレ】通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?のレビュー

あらすじ

「マー君。これからお母さんと一緒にたくさん冒険しましょうね」夢にまでみたゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子も付いてきて!? 母親同伴の新感覚冒険コメディ開幕!

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富野由悠季関連作品の否定か?

シーンの所々に親子の「不仲」や「険悪」ぶりにブレンパワードや機動戦士Zガンダムの親子間での1シーンを連想しました。
違うとすればこの白瀬がある意味えげつない形で『親子はわかり合える』というやっている事ですが幾らなんでも『楽観視』が過ぎた気がします。
下手するとこの『ゲーム会社』が親子仲を「修復」する為の「関連データ」を収集するのが目的なんでしょうか?いずれにせよ勘繰りものです。
後、一部のネーミングが『パパのいうことを聞きなさい』以上にあからさま過ぎるのはどうなんでしょうか?

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2018年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは絶望せずにはいられません。男子高校生のフルダイブゲームが母親同伴という残念きわまりないおいしい設定。他人事だからこそ笑ってすませられるレベルの深刻でありながら傑作なギャグです。革ジャンを洗濯してしまう驚愕の家事センス、肌年齢が-20歳、息子を叱らない、息子にベタベタ……なにかと現実離れした母親と登場人物たちとの掛け合いはひとつひとつが楽しみでした。よかった点は、主人公とその母親だけではなくいくつかの親子が登場すること。複数の家族像を描くことで、それが一様ではないのだというひとつのテーマを表しています。ヒロイン(ヒロイン?)の真々子さんの悲しむポイント、怒りのポイントは息子を愛する母親のそれで、「同じような母親から憧れられるような理想の賢母」というより「子のが親にはこうであって欲しいと考える理想の母親」として描かれているように感じました。そのせいかストレスは少なく読むことができます。軽く読み返してふと思ったのは、母親ではなく、姉でもよかったのではということでした。たとえば、弟を溺愛する姉も、今作の真々子さんと似たような行動原理を持つのでは。そう考えてみたとき、母親とはなにかという掘り下げが描き切れていないのかなとも思いました。その惜しい部分を織り込んで星4です。白瀬さんが美味しすぎてずるいですね!

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2017年04月20日

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