あらすじ
ご近所さん、同級生、バイト仲間や同僚──。夢とか恋バナとか将来を語ることもあるけど、ほんとうに大切なことはそんなに話してないかもしれない。女同士ってちょっとむずかしい。でもたった一人は寂しいからやっぱり「おともだち」は必要だ。仲良しとは違う微妙な距離感を描いた短編集。書き下ろし「最後の店子」「百人力」を加えた10作品を収録。
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Posted by ブクログ
1人で友達の家に遊びに行った帰り道。
わがままな友達、帰り道で出会った男の人。
平凡な人生を送る自分と、
意識高い変わり者の友人から送られてくるメッセージカード。
会社のお金を少しずつ着服していること。
仕事を教えて下に見ていた新人によって暴かれる時。
商店街でバイトをしている3人の
微妙に嘘をつきながらの仲良しな交流。
お話を作るのが好きで、子供の頃はそれをうっかり口に出して嘘つきと呼ばれたこと。
今でも頭の中で繰り広げられるお話に登場する幼馴染。
マンションに引っ越してきた夫婦の奥さん。
口が軽いけれど、彼女から生まれてくる予定の女の子を
楽しみしていること。
偏差値が低く期待もされない高校で
生徒たちがベルマーク活動で活気を取り戻していく様。
会社の同年代の同僚と一緒に行ったテレビの収録。
ちょっと悪意的な怖い感じの話もあり。
少しだけおともだちって確かに共感する。
大人になってから、友達ではない?けど友達なのかな?みたいな存在の人って、いるもんね。