【感想・ネタバレ】真田恋記のレビュー

あらすじ

両親に先立たれ、親戚をたらいまわしにされていた少女・奈津。彼女は、ある書物を手に長野県は上田市を目指していた。その書物の一文にはこうあった。《真田左衛門佐信繁 卒》――。道中目撃した「鹿の角」を持つ謎の人物に導かれ、古井戸に誘われた奈津は、気が付くと合戦場のただ中に放り出されていた。彼女を救ったのは、赤き甲冑を身にまとった若武者。彼こそが若き日の、未だ天下に名を轟かせる前の真田幸村その人だった。時を超えた――。そのことを実感する間もなく、奈津は動乱を極めた戦国時代の波に翻弄されていくが……。

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Posted by ブクログ

戦国時代の上田戦真っ只中に飛ばされた、歴史を全く知らない奈津が更に少し未来へ、更に過去へと飛ばされるなどしながら、何とか状況把握しつつ幸村を助けたいと奔走する
そこには他者の意志の働きも有りと楽しめました

恋愛モノとしては弱いし、歴史改変もほぼ出来ないけど、作者さんの伝えたい事は分かったし、恋愛未満の奈津と幸村の刹那の絆と邂逅は私好みでした

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

献本でいただいた本。女子高生がタイムスリップして真田幸村の生涯に関わっていく。

戦国イケメンとの乙女チックな恋愛話を覚悟して読んだのだが、そう単純な話ではなかった。若き幸村と出会って恋を自覚するが、彼に未来を伝えるために時間を飛んで別れと出会いを繰り返す。最初はオドオドするだけの現代人だったヒロインもある力を得て共に戦場に出たりと、その献身には戦国の主従愛の硬派さも感じた。

好きな歴史小説を読みながら歴史の分岐点で「ここで私が力を貸せたら!殿を勝たせられたら!」と感情移入するることあるよね…わかるわかる…。という感じで読めた。

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2015年12月16日

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