あらすじ
それは、私から手渡した「一冊の白い本」が始まりでした――。
2016年3月、小学6年生(当時)・山本健太郎くんによる夏休みの自由研究が『文房具図鑑~文具のいい所から悪い所まで最強解説~』(いろは出版)として書籍化され、図鑑としては異例の5万3千部突破のベストセラーになりました。一年間をかけ、文房具の特徴をつぶさに観察し、すべて手書きで100ページにわたってびっしりと書き込んで図鑑を作った健太郎くん。その溢れる創作意欲の背景には、母・香さん独自の子育て法がありました。
●リビングには「大量のコピー用紙」と「ボールペン」
●幼稚園から持ち帰るどんな小さな作品も、壁にアレンジして飾る
●子どもの「掲示板コーナー」を設置し、自由に発信
●散歩、おつかいの際に「小さなメモ」と「虫眼鏡」を持たせる etc……。
創造力、発信(アウトプット)力、描く力、書く力をのびのび育てたいと願うすべてのお母さんたちに贈る、37の珠玉のエッセンスがこの一冊に詰まっています。
「子どもの思い出保管術」や「手作りおもちゃ」などのHow Toも満載です!
★白梅学園大学学長・汐見稔幸氏も絶賛!
「子育ての哲学を考えるヒント満載の本だと私は思いましたが、そうした哲学に基づいた子育てをすると、子どもは本来もっている貪欲な知識欲や表現力を見事に花開かせるということを証明した、という点でも本書の意味は重要です」
(本文解説より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「文房具図鑑」を書いた男の子、のお母さんの著書。
育児本というよりは、ママ友と井戸端会議で話し込んじゃった!みたいなテイスト。
「うちはこうやってる〜」って、フラットに教えてもらったみたいな読後感。
(だから各章の最後のPointって、必要?と思った)
このお母さんの子育て大前提として、「元気に大きくなってくれればそれでいい」。
情報が溢れていて、人との違いに過敏な現代で、この気持ちを持ち続けるって心が強くないとできない。
また、子供って親のすることよく見てる!
イラストレーターとしても活躍されている著者。
描く姿や造る姿勢を、お子さんは知らず知らず取り込んでいる様子。
親が楽しそうにやってる姿は、子供心をくすぐるものなのでしょう。
それをいかに子どもへ渡してあげられるか。
何をすれば、子供の熱中を後押しできるか。
よく観察してらっしゃる。
ミニコーナー、うちにも作りたい!
Posted by ブクログ
子供が有名になるとお母さんが本まで出すのねーという興味だけで手に取った。
けど、イラストレーターらしく、お誕生日ボードとか年賀状もセンスが光る。素敵。
作品を取っておくアイデアや子供と楽しむアイデアもたくさん。
こういうお母さんだから、ああいう本を描ける子供が育つんだなあ。
チビちゃんの小さいころを何度も思い出して、電車内だというのにいろいろ水分がせり出してきてしまい、読み進めるのが困難に。
育児日記を読み直して、私もしっかりチビず見守ろう。
「子どもの『好き』を、そして一生懸命やっている姿を見ること。
そんな、ぐんぐん伸びていく『夢中』をまぶしく見つめることが、親として何よりの幸せなのだと思います。」