あらすじ
天涯孤独な少年・夕は、世話になっていたおじの家の蔵で、美しくも冒涜的な何かと出会った。【千の仔孕む森の黒山羊】と呼ばれる“それ”に、夕は自分の姉になることを願う。すると“それ”は「千夜」と名を変え、彼の姉となるのだった――。クトゥルフ神話を下敷きに、千夜と夕の姉弟生活がハートウォーミングに、時に淫靡に、そして不穏さを漂わせながら描かれる。不吉な予感を漂わせながら綴られる、姉弟の日々の行方は……? 話題作『姉なるもの』第2巻、堂々発売。
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Posted by ブクログ
クトゥルフ神話×おねショタという煽りですが、クトゥルフ神話を読んだことないからなあ(笑)
「千の子孕む森の黒山羊」こと千夜が、意外に残念な悪魔、夕の大事なモノと引き替えの願い「姉になる」!が、なかなか難しい(笑)
ずっと続くような夏の夕暮れ、夕の涙の訳は?千夜をもってして叶えられない願い、二人の時間が、エッロっ!(笑)イヤらしいでなく、エロいんだけど、それだけでない甘美なる魅力が良い。けど、そういった作品でない。
叔父さんが目を覚ました?さて、どうなる。あと、所々にあるモノローグは、過去形?未来の?
堕落の頂点
以前どこかで読んだ別の作品にも通ずる、圧倒的で暴力的なまでの甘やかし。主人公の脳を蕩し依存させるには十分すぎる毒のような愛。見ていてとても不気味で、それでいて魅力的に感じます。