あらすじ
【踏切】とそこで足止めされる女の子たちを描くオムニバス日常ショート。カンカンをBGMに繰り広げられる小宇宙なドラマの数々。踏切を待つ間にポエムる女子高生や、踏切前でSNSで会話する仲良し兄妹、踏切で何故か変なおじさんと出会いがちなギャルなど、踏切好きにはたまらないシチュエーションで贈る「オール踏切」第2弾！！
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やはり良い連作集
この巻にも風紀良いんでちょっとお固い教師をからかう生徒や、ポエマーっぽい女の子も出てきます(今回は川柳に挑戦？)し、百合百合のお2人は罰ゲームと称してずっと手を繋いでいました。
ゴスロリの格好で踏切を待っている間にギックリ腰になるのは辛そうです^ ^;
前巻に出てきた夫婦、夫は映画監督らしく、撮影時の衣装のまま徒歩で帰宅中の映画俳優さんも出てきていました。
この巻のラストに出てくる連作も、やはり良いです。ちょっと恥ずかしい過去を思い出しつつ、母娘がそっくりで、という王道ものでした。
まさかの！
都電こころ状の内容がセルフパロディなんですね(笑)。
知らない方に説明するとー（たぶん里好先生は説明してほしくないだろうけど、あえて！）
かつて芳文社という漫画出版社があり（いや、今もある）、そこで里先生は「うぃずりず」と「トランジスタ・ティーセット」という漫画を描かれたのですが都電に関してはうぃずりずに、そして、「雪子」という女性と悲恋に終わった男性が雪子そっくりの女性（実は雪子の孫）に出会う、というお話がトランジスタ・ティーセット（一巻）にあるのです。なぜうぃずりずとトランジスタ・ティーセットが電書にならないのか不思議です（ちなみに紙版は絶版の模様）。これからも応援してます（Twitterでフォローしていただいていた一読者です。Twitterはやめましたが里好先生の新刊はしっかり購入いたします！）
