あらすじ
お腹をこわしやすく、下痢や便秘で悩んでいる…
下痢や便秘などが症状であるIBS(過敏性腸症候群)は、日本では5人に1人がかかっているという調査もあります。ストレスなどがきっかけで下痢を起こしてしまい、会議や、乗り物などすぐにトイレに行けない環境が怖いという人もいます。
従来、IBSは心因性の病気とみなされ、決定的な治療法はないものと思われてきました。しかし実はIBSの原因はさまざま。ストレスはきっかけに過ぎない場合も多いのです。
原因をつきとめれば、治療はカンタン!
IBSは体質が原因。そのタイプを正しく知れば、有効な治療法はあります。
内視鏡検査の専門家である著者ならではの着眼点で、IBSの原因を3つのタイプに分け、それぞれの治療法を詳解します。テレビで紹介されて大反響だった腸のマッサージもわかりやすく掲載。IBSとの上手な付き合い方を見つけられます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
IBSー過敏性腸症候群の患者さんは日本ではだいたい20%ほどいるといわれているそうです。
5人に1人がかかっている可能性がある、かなり身近な病気だそうです。
この本のレビューはするかどうか迷ったのですが、という訳で残すことにしました。
私はIBS(過敏性腸症候群)です。
もう20年以上治りません。病院では抗うつ薬、抗不安剤、睡眠薬、下剤(酸化マグネシウム)を処方されています。
最近IBSの症状が重くなってきて、外出するのがかなり大変になってきたのでこの本を手に取りました。
読んでみると運動不足でも症状が重くなるとあったので、コロナ禍で外出が減ったのが追い打ちをかけたのかもしれないと思い当たりました。
4、5年前にもかなり悪くなってきたことがあり、病院の先生に「下剤を変えてみましょう」と言われたのを下剤は20年前に、この病気にかかった時、何度も変えて、苦しい思いをしたのでお断りしてしまいましたが、今はとてもいい薬が出ているということがわかったので次回
病院に行った時に相談してみようと思いました。
この本には薬の種類も詳しく解説されていて症状に合わせてどの薬が合うのかがわかりやすかったです。
私は20年来治っていませんが、この本によると治る病気だそうです。
希望が持てました。
IBSには3つの型があるそうです。
○ストレス型IBS
ストレスに腸が反応しやすい体質によって引き起こされる。下剤とストレスとの悪循環によって病気になっている。
○腸管形態型IBS
大腸がねじれたり、あるいは落ち込んでしまっている。
○胆汁性下痢型IBS
食事の後に必ず下痢を起こすというパターンが決まっている。
○いくつかのタイプを併せ持っている場合。
※現在ストレス型IBSや胆汁型IBSには特効薬があり腸管形態型IBSではエクササイズが中心になるそうです。
腸のマッサージの図解も載っています。
Posted by ブクログ
『IBS(過敏性腸症候群)を治す本』
IBSの治療はカンタン!
このタイトルを見ただけでもホッとする。
IBSって治るんだ!
自分でもできる改善策があるんだ!
専門医 水上 健さん著で、とても分かりやすくスラスラ読める解説だった。
同じ病気で悩む方の体験談や、分かりやすいイラスト付きで、お腹が痛くて、下痢や便秘で悩まされた経験がある人は、読んでおいて損はない一冊だと思う。
当人にとっては本当に切実で、社会生活を脅かす問題なのに、周りに理解されにくいIBS。
特に日本では、ストレスに弱い人がなる病気と、偏見のある人までいるので、相談すら出来ずに悩んでいる人も多いと思う。
先ず、IBSはセルフコントロールが可能な
「体質」だと知ることが第一歩。
さらに自分で出来る対処法を見つけることで、健やかで楽しい日々が取り戻せる期待が膨らむ内容だった。
特に勉強になった内容
IBSはこんな病気
・症状別 ・原因別 それぞれの症状
IBSを自分で治す方法
・マッサージ ・食生活 その他
パートナーが長年患っている病気なので、まずは紹介されていたマッサージから一緒に試してみようと思う。
Posted by ブクログ
長い間、腹痛に悩まされています。痛くて、痛くて、でも原因はなくて、対処法もなくて。周りに分かってもらうことも難しさがあって。
そんな時に、寄り添ってもらえる本でした。ストレスが要因ではなく、体質。必ず治るの言葉に励まされます。
Posted by ブクログ
ここ最近がががっと読んだIBS本では白眉かな。
確かに「ストレス」を強調されると、「そんなの仕事辞めない限り治らないじゃん」ってなりそう。そうではなく、治る病気なんだよってことを強調しているところがよい。