あらすじ
ベストセラー『明治維新という過ち』著者が「人口と経済」から初めて江戸と維新を斬る! 一本の長い時間軸を引き、正直な史実をフラットに、政治的な感情を込めずに検証。維新政府に全否定され、土深く埋まったままの江戸を掘りおこし、引き継ぐべきDNAを時代の空気と共に解明。あなたが習ってきた歴史が一気に覆る!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本の近代化が進んだのは明治維新の政治によるものでは無い!
そんな学校教育の歴史を真っ向から対立する江戸幕府の政治を再評価させるのに一石を投じている本
初見は薩長土肥に余りに手厳しい評価をしている為辟易する人もいるかもしれないが、別視点からみた歴史的な見解は自分を含めた歴史に無知な読者にとって非常に興味深く目から鱗な事実だと思われる
特に明治維新は暗部(井上馨の汚職や廃仏毀釈)や江戸幕府が禁教をした背景に関しては歴史の見方を変えるのに十分な説得力があると思われる
作者の思想面に目を伏せれば佐幕派、討幕派問わず一度は目にした方がいい本だと思える
Posted by ブクログ
三流の維新一流の江戸 原田伊織 ダイアモンド社
特に前半に無理があると思った
確かに奥深い家康も江戸の官僚の底力も
250年間に及ぶ太平な政治を取り仕切って来た
視野の広い着物座った精神構造も
ずば抜けていると想うが
徳川慶喜は勝てる相手から
何度も逃げ出してしまったのだから
頭の回転はともかく
自分勝手でお粗末としか言いようがないにも関わらず
原田さんの評価は贔屓の引き倒しとしか思えない
確かに
世間知らずで視野の狭い田舎侍でしかなかった
薩長土肥と公家の下っ端どもの愚かさには
ウンザリさせられる