あらすじ
本書は、起業や会社経営に興味を持ちつつも今一歩踏み出せない方、もしくは踏み出したものの不安や疑問を抱いている方のための一冊です。
本書の特徴はズバリ、「ムダを省く」ということ。
事業をするにあたり「あれをやれ」「これをやれ」と言うのではなく、やらなくていいこと、する必要のないことだけを述べていきます。
事業を起こすということは、わからないことだらけ。しかも、知らなかったら損をすることだらけ。知らな過ぎて尻込みしてしまう人も多いほど。
しかし逆に、これはやめろ! 捨てろ! ムダだ! ということが多いのも事実です。
そこで本書では、小難しいことはどうでもいい、ムダなものは徹底的に排除する、という考えのもと、ビジネスにおいて成功するために「これはしなくていい」ということを明確にします。そして、「これだけでいい」ということをシンプルに述べ、実践的なノウハウをぶっちゃけています。
著者はこれまで2000人以上の経営者を見てきました。そして感じたのは、成功した社長たちもダメだった社長たちも、実は皆、間違いなく努力している、ということです。
しかし、ダメだった人ほど真面目。真面目過ぎる。そして、ムダが多い。
これは実にもったいないことです。
今の時代は、人々が騙されていることに気がつかない時代です。
真面目にやっている人が、実は騙されていて、ムダなことばかりさせられている。著者はそういう様子をたくさん見てきました。
それを防ぐための知恵が、これまでは伝えられて来なかったように思えます。
ただし本書は、単なるノウハウ本ではありません。先人たちの知恵と経験が詰まっている、いわばバイブル本です。
一緒に先へ進みましょう。
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Posted by ブクログ
経営者の役目はやらないことを決めること
良い戦略に必要なのは様々な要求にノーと言えるリーダー戦略を立てるときには何をするかと同じ位何をしないかが重要なのである。
スティーブジョブスも最も重要な決定とは何をするかではなく何をしないかを決めることだと言葉を残しています。
やらないことを決めるのは何故かと言うと実はその方が実行しやすいからです。
会社の事例研究の場合、それが仕組み論なのか思想論なのかを見極める必要がある
社長は作業をしない、意思決定を行う
起業、新規事業はお客様を作ってから行う。
不特定多数をする相手にするビジネスはお客様を作りにくい。今の時代だとSNSでファンを作ってから起業する
自分の会社を潰す方法を考える。
その出た答えを1つずつ潰していくことで会社を存続させる。
条件の見直しは他人のせいにする
簡単に言うと支払い条件の変更振り込み手数料の変更様々な条件を変更するときに今税務署が指導があったから顧問税理士の指導によるなど様々な方法で伝える私は変えたくないと言い、申し訳ない気持ちを伝えることによって納得してもらう。
値下げ要請は工程の改善で対応する
訪問頻度を変える
工程を省く
配送方法を変える
要素分解をしてこちらの負担を減らす
従業員はすぐやめる
1人がかけても代替が利くように常々準備しておく特定の人物に業務が集中してその人材がいなくなってしまったら組織が回らなくなるとなどと言うことのないよう経営者は常に注意しておけなければならない。
仕組み化する。
現状は半年前の行動の結果
今の行動は半年後の成果
優秀な社員は採用できない。
そもそも社長より優秀な社員を求めているのか?
誰もができるような仕組みを作る。
信用しても信頼するな社長は管理監督を放棄せずに社内にチェック機能を構築することが必要。
仕事を任される側にとってもチェックをされることで責任を逃れることができるさらに気にかけてもらっているとモチベーションを上げる効果にもつながる。
残業させず定時退社にする
他の本では仕事ができる人にのみ残業させる。
それは生産効率が高いため
仕事ができない人は定時で帰らせる
組織化は10人を超えてから。
中間管理職を立てる必要があるただし中間管理職に丸投げしてはダメ。チェックは必ず社長が行う
前年比を見る。
売り上げの減少であれば客数の減少なのか売価の低下なのか原因を突き詰めていくことが必要
事業拡大するためには資金が必要。
融資を受けるには利益を出さないとダメ。その税金が払えるからお金を借りれるといった一連の流れを理解する必要がある。
資金繰りの鉄則は早く回収遅く支払い月末締めで翌月25日払いとする資金繰りが厳しい場合は税理士に指摘を受けてと他人のせいにして条件を変えるよう交渉する。
とにかく入金が先になるようにする。
借金は未来の利益の取り崩し。
借金は税引き後利益でしか返せない
無駄な節税はやめる仮に税金を払いたくないと言うのであれば利益は翌年以降収入を上げるための投資に使う。
事業計画で大事なのは作ることではなくその数字通りに実行できるかどうかが大事です実行できなかった場合はなぜ実行できなかったのか検証する実行できた場合はなぜ当初の計画低い計画だったのかと言う分析を行う。
理想=ギャップ=課題になる。
ブランドとは思い出してもらえるかどうかというのが弱者の生命線
マーケティングで言うマインドシェア
人に会わないと商売にならないあった上で印象づける