【感想・ネタバレ】ぎなた式のレビュー

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2020年10月15日

一冊にキレイにまとまっていて、とても面白かった。続きを見たいとも思いますが、これはこれで完成していて良いのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2017年01月28日

文句なしでイイ!!
椎橋寛先生の『東京季語譚訪』は、もう、漫画家としてのキャリアが色濃く出ちゃっていて、さすがに勝てないので、あえて外せば、間違いなく、GIGAに掲載されていた連載作品の中では、私はぶっちぎりで好き
もちろん、他の連載や読み切りも面白かった。けど、やっぱ、漫画読みとして自分の「好き」...続きを読むは偽れない
上で椎橋先生と地力が違い過ぎると書きはしたが、潜在能力で言えば、三木先生は高いし、今後、椎橋先生がいるエリアに上ってくる可能性はある。まあ、椎橋先生はヒット作を出したくらいで慢心する性質ではないので、三木先生が到着したら、次のエリアに続いている階段もしくは橋の半ばまで進んでいる可能性はある
『ぎなた式』の感想を書いていたはずなのに、何故か、椎橋先生を褒めてる?
では、気を取り直して、感想を
表紙を見れば察せる通り、「薙刀」って武道かつ競技に、高校時代、いわば、青春を懸け、汗の一滴も出なくなるほど、本気の努力を積む、熱血スポーツ系の少年漫画である
KAITO先生の『クロス・マネジ』が琴線に触れる漫画読みなら、私がこの『ぎなた式』を推したくなるキモチに同意してくれるのではないか
マイナーなスポーツだから物珍しさから生じる面白さがある訳じゃない
こんな観戦していて胸が熱くなる競技の、理屈じゃ語れない凄さを、世の多くの人が知らないのは悔しい、って描き手の想いがガッツリと読み手に響いてくる
この『ぎなた式』にも、三木先生の「薙刀」って競技に対する“大好き”が詰まっており、それを、どうにか漫画で表現して、良さを伝えたいって足掻きが見える、一p一コマに
『改造人間ロギィ』で感じた、三木先生の良さを残しつつも、新たな良さも見せてくれた
単巻で終わるのはもったいない、と思う一方で、見事に一巻に話を纏めているな、と賞賛したくなる
ここが魅力と挙げたい要素は多いけど、やはり、主人公・月嵩の薙刀に対するハマリっぷりはデカい
本気になれるモノに出会った時、人間ってのは、こうも輝いて見えるものか
この巻だけで十分に堪能した、と言ったら嘘になる
ぜひ、週刊少年ジャンプ、集英社さんには、三木先生にチャンスをあげて欲しい・・・・・・いや、極端な意見を言えば、三木先生の作品が読めるなら、集英社の漫画誌にこだわる必要もない。先生が描きたいモノを描かせてくれる漫画誌が獲得に動いてくれる事を、一ファンとして祈るのみなのが口惜しい
やはり、一番にハートを揺さぶられたのは、最終話「男の子がなぎなたを持って」だった。生涯のライバルが、最初の真剣勝負を繰り広げる、そこにブワッと来なかったら、少しもったいない
全力を出し、一つの事に本気になるのはカッコ悪くない。まだ、何一つ極めてない私が偉そうに言えた立場じゃないけど、適当に青春を浪費している子供が、学業やスポーツに一心不乱に取り組んでいる姿を嘲ったり、邪魔したりするのは、ホント、腹が立つ。人間強度を、わざわざ、自分で低くして、何が面白いんだろう?
この台詞を引用に選んだのは、「やるなぁ」と感心してしまったので。挑発、煽りは褒められる行為じゃない。ただし、相手のマジを引き出すために、あえて、逆鱗に触れ、地雷を踏む果敢さは正しい評価を受けるべき。男たるもの、ライバルの心に火を点ける術を持っておかねばな

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