あらすじ
ちょっと……というか死ぬほどえっちな高校二年生・不二由真(ふじゆうま)は、不慮の死からゾンビとして蘇った。彼を蘇らせたのは、善い屍霊術師(ネクロマンサー)・シロネクロの高峰雪路(たかみねゆきじ)── 彼女は父から受け継いだ秘宝“死者の書(ネクロノミコン)”を悪い屍霊術師・クロネクロに狙われ、由真が巻き込まれ死んでしまったことを教える。そして雪路は、由真を守るために 「一緒に暮らしなさい」 と命じるのだった。 「女の子との共同生活=脱・童貞!!」 と喜ぶ由真だが、「欲望を満たす=即・成仏!!」 と知って悶絶する。 シロネクロの名門・アクセルロッド家の令嬢ソファイアも仲間に加わり、可愛い女の子に囲まれバラ色の日々、のはずが……!? 第17回電撃小説大賞<大賞>受賞作!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これはかなり笑える!この作品では今風の語り口ですが、きっとジャンルが変わっても地の文は素敵に仕上げてくるだろうな、と感じさせるほどの巧さがあります。あっさりしていて前向きな主人公が、読んでいてとても気持ちいいです。
Posted by ブクログ
主人公がゾンビつい最近そんな設定のアニメを見たがジャンルもバトルとラブコメで似通った感じ。
描写もグロテスクな文で正直なんだこれ?という印象が強かったが、後半での展開は熱く、気付いたら一気に読んでしまった。
話が少し駆け足、ストーリー上ヒロインとの絡みが少ないなど難点もあるが基本を押さえているので安心して読めた。
次回作に期待。
Posted by ブクログ
意識を取り戻すと、ゾンビになっていた。
冴えないクラスメイトは実は美少女で、なんとネクロマンサーだった。
ネクロノミコンを巡るシロネクロとクロネクロ戦いに巻き込まれ・・・
電撃大賞受賞作と言う事で購入。
基本的にお馬鹿な小説だけれど、ギャグだけや理不尽さのみで展開するのではなくちゃんと物語に骨子はあり軸はしっかりしていた。
だから、ちょっと馬鹿な話を読むかぁと本を手に取っていると一気に読み進めてしまっていた。そこは竹宮ゆゆこさんによる帯の惹句の通り。
幼稚さを感じるものの総じて物語の完成度は高い気がするので、受賞作というのには納得は出きるが、大賞と言われるとインパクトに欠けるかな。家庭環境とか交遊関係とか出オチ気味な所がありこなれていない感はあるが、続きで判断したいところ。
下半神、男破威、破暗帝 なんて言葉が飛びかうバトルは良かった(笑)