【感想・ネタバレ】女子の生き様は顔に出るのレビュー

あらすじ

プレジデントオンラインに連載された大人気エッセイがついに書籍化されました。

気鋭のエッセイスト、河崎環の誕生です!

○アラフォーの私たちは吉田羊の夢を見るか?
○子宮にまつわる話はなぜ“燃え”やすいのか
○「出産手遅れの女性は社会の捨て石」発言に泣いた
○工藤静香の“嫁ブロック”を尊重する、キムタクの男前

など、世の中を鋭くも暖かく分析する文章が数多く収録されています。

【著者紹介】河崎環(かわさきたまき)
フリーライター/コラムニスト。1973年京都生まれ、神奈川育ち。桜蔭中高から、転勤で大阪府立高へ転校。慶應義塾大学総合対策学部卒。
海外遊学、予備校・学習塾での指導経験を経て、2000年より教育・子育て、政治経済、時事問題、女性活躍、カルチャー、デザインなど、多岐にわたる分野での記事・コラム執筆を続けている。
欧州2ヵ国(スイス・英国ロンドン)での暮らしを経て帰国後、WEBメディア、新聞雑誌、企業オウンドメディア、テレビ・ラジオなどにて執筆・出演多数、財布広報誌や行政白書の作成にも参加する。

【目次より】
◆恋愛、結婚、出産
・アラフォーの私たちは吉田羊の夢を見るか?
・子宮にまつわる話はなぜ“燃え”やすいのか
・「出産手遅れの女性は社会の捨て石」発言に泣いた /ほか
◆女と仕事
・「時短勤務者は甘えている」のか?「資生堂ショック」の本質
・君臨する女――あの人は“リケジョ”だったのか、それとも“オタサーの姫”だったのか
・キラキラ女子社員が年を取るとどうなる?――21世紀版「私がオバさんになっても」
◆日本と世界と男と女
・女もアラフォーともなれば、生き様がすべて「顔」に出る
・一億総活躍時代に「需要がある女」とは?
・東村アキコ『ヒモザイル』は何がアウトだったのか
・中学入試、ある超難関男子校の国語問題に涙した理由 /ほか
◆ボーナストラック
・「たまたまゴジラが出てくるだけの(日本的組織社会の)ドキュメンタリー」――40男たちが熱狂した『シン・ゴジラ』と3人の女たち
・好戦的なエロス――ナショナル・イベント御用達アーティストへ登り詰める、椎名林檎の勝ち戦

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Posted by ブクログ

著者はものすごく賢くて、文章を書くのがうまい。
社会から女性がどう扱われているか、世界ではどうか、自分の考えはどうか、などの考察。様々な視点から社会情勢を考察し、唸る内容多々。女性は同感することが多いと思うが、是非世の男性にも読んでほしい。

『43歳になりもう子供を持つ事は無いと言うことを受け入れたとき沸き起こったことは、ほっとしたなんてぬるいもんじゃない清々しい開放感であり、もう不測の事態に怯えながら中途半端に仕事をしなくてもいいと言う感情だった。男の人と同じように仕事のことだけに専念できると思った。』(完全抜粋ではないです)

うん…

『何が言いたいかって、それくらい、お金があろうがなかろうが、母親であろうがなかろうが、女性が仕事をしているのが当たり前の社会だということだ。母親が職業を持っていることが当たり前で、それなりのインフラとマインドが育っている社会では、母親であることは女性の職業人としてのスキルを語る上で、特別扱いされていない。』

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2020年03月19日

Posted by ブクログ

内容紹介
プレジデントオンラインに連載された大人気エッセイがついに書籍化されました。

気鋭のエッセイスト、河崎環の誕生です!

○アラフォーの私たちは吉田羊の夢を見るか?
○子宮にまつわる話はなぜ〝燃え〟やすいのか
○「出産手遅れの女性は社会の捨て石」発言に泣いた
○工藤静香の〝嫁ブロック〟を尊重する、キムタクの男前

など、世の中を鋭くも暖かく分析する文章が数多く収録されています。

【Aレヴュー】
・いま置かれてる場所で咲けてなくても、顔は自己責任。すごくためになりました。
・女性はすべてを手に入れることができる。ただ、すべてを同時にとはいかないだけだ(クェンティン・ブライス)
・おすすめですよ。
人生の選択を迫られて、次の変化への社会的、肉体的、精神的狭間で、悩ましい日々を過ごしたことがある女子なら、読んで損はない本だし、そんな女性たちを理解するためにも、ぜひ男性にも読んでほしい本です。

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2017年11月23日

Posted by ブクログ

女性に視点を当てたエッセイ。
一億総生産の視点からも両性を見ていて、共感できる点がたくさんある。
巻末の男性に視点を当てたエッセイが面白い。シン・ゴジラを見てみたくなった。

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ気になるタイトルなので購入してしまったけど、なんか読むのが怖くてしばらく積読していた本。自分の顔つきが今までの生き様の通信簿になるなんて、、、もう読む前から自分の顔を隠したい気持ちになりました。

恐る恐る読み始めた本ですが、まず筆者の勢いのある書きっぷりに引き込まれました。決して文学的とか上品な文体ではないのですが、よくここまで言葉が溢れてくるなと感心しつつ、彼女の文章を読み込むのがとても楽しかったです。

内容は、いわゆるアラサー・アラフォー女性が抱える悩みや社会問題について、世の中の女性の葛藤を代弁しながら自身の考えが述べられています。
女性は当事者なので「あるある」「そうなのよ」「たしかに」って刺さる内容なので、ぜひ男性にも読んで欲しいです。女性躍進以外の話もあります^^

海外と日本の比較も出てきます。「母としての経験が首相選の行方を決めるイギリス」母親としての経験がリーダーとしての資質を引き上げるなんて議論は日本では生じることはない。その理由として社会はもちろん母親本人も子育てがキャリアのアドバンテージだと思えていないからである。確かに。この問いにすらあまりぴんとこなかった私もまだまだだな…と思いました。

それにしても2015年という7年も前のコラムなのに、何か色あせてない感覚。筆者の飽きのこない小気味良い文調のせいなのかもしれないけど、女性の活躍推進の進捗が7年前とあまり変わってないということでもあるのでしょうね。

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2022年02月03日

Posted by ブクログ

著者あとがきの「品のいいゲス」という表現がぴったりのエッセイ。折り合いをつけていく、不満は言うけれど面と向かって議論は闘わせない、そんな女性をやさしく書いている。

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2020年09月14日

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