【感想・ネタバレ】ミドル・ボーイズ・ラブ 1のレビュー

清原揺

中年男性同士の間に愛は成立するのか！？――20代の頃は天才ゲームクリエーターと呼ばれていた大沢信吾。いまは仕事は低調、鬼嫁と二人の子供を抱え鬱屈した毎日を送る。息子が通う小学校で盆踊りのやぐらを組み立てる作業に駆り出される信吾。そこで知り合いパパ友となった大友は、明るくてリーダーシップがありルックスもよい自由人。仕事と家庭のプレッシャーから逃れるかのように、大友に魅かれていく信吾だが……。

[ﾋﾛﾝ · ★★★★☆]

一言で言うと即物的･･･だけど

私はBL好きですが、とうのたったおばさんなのでこういうのもさっくりと読めちゃうんですが、ダメな人はダメなんだろうなって思います。
作中でも登場人物が次の巻で言ってますが、日本人はそうであっても一生自分のセクシャリティに気づかずに終わる人がほとんどなんだけど、欧米だと50過ぎてからそうであったのかと気づいちゃう人もいるらしい。
当作品は即物なるがゆえにリアリティを感じさせてくれるような味わいがあります。こういう作品にはよくみかける不憫でキツい女性像に我慢できれば、女性もそれなりに楽しめるとは思います。
客観的にみると、ご夫婦のことなので、どっちもどっちだよなって思っちゃいましたが。
それにしても相手がおっさんでも、人生にときめきとキスとハグは必要だよ！うん！
20以上も歳の離れたJKのストーカーで暴走するより、よっぽどいいんじゃない？（笑