【感想・ネタバレ】蜜夜の甘淫―遊郭の花嫁―【特別版】のレビュー

あらすじ

男の快楽のために奉仕するのがお前の役目

奴隷から大臣の養子となった俐香は養父を助けるため、皇弟・珀龍の慰み者として遊郭に身を落とすことになり──!?

売れ残りの奴隷・俐香(りこう)は死にかけたところを大臣の耿(こう)に助けられ、養子として大切に育てられてきた。だがある日皇帝が崩御し排斥されていた太子が皇帝に立つと、耿家は栄華から一転、反逆者として追われる身に。俐香は恩ある養父の命乞いのため、幼なじみで皇帝の弟・珀龍(はくりょう)を色仕掛けで籠絡しようとする。けれどそんなふしだらな真似が珀龍の逆鱗に触れ、俐香は遊郭に落とされると珀龍の慰み者として調教されることになり──!?

紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを完全収録した特別版!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

中華ファンタジーです。王道の遊郭ものでした。
相変わらず遊郭で身売り設定は食傷気味なので、ひねりがきいているものプリーズなんですよね…すごく痛かったりとか、こわいオチがあるとか、めちゃ爆笑ものとか。
センセの話はいつも激甘王道とわかってるのに、なぜまた手にとってしまった??と自分にツッコミつつも、結局楽しく読み終わりました←

子供の頃奴婢として市場に出されたにもかかわらず売れ残って死にかけた俐香。その時大臣だった養父に助けられて大事に育てられ美しく成長した俐香は、その恩義から皇帝の弟で幼馴染みだった珀龍に養父の命乞いをすることに。
その方法が色仕掛けなんですよね。

以前読んだセンセの「花冠の誓約」と、設定は異なるけど中華ファンタジーなので似た雰囲気があります。
遊郭に入れられるけど、何しろすごい溺愛系なので調教エロスも安心して?楽しめます。
でも、甘いだけじゃなくけっこう痛いシーンもあったりして、センセのお話としては刺激的なスパイスが!
俐香がちょっと天然で、気づくべきところにまったく気づかないのが焦れ焦れさせられました…優しさにあふれる性格でちょっとお人好しなのかも。ていうか、周りがまっ黒なんでしょうね~
珀龍は本心を明かさずに好きな子を守ろうとするので、気持ちが伝わりにくいタイプでしたね。Hのイジワルも酷くてちょっと心配しましたが、本音がわかるとキュンとしました。いざとなると頼もしいのもよかったです!

ただイラストがもう少し大人っぽかったらな…と思ってしまいました。ちょっとかわいすぎ。

0
2016年02月29日

「BL小説」ランキング