あらすじ
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近年よく耳にするようになった「地政学」とは、地理的な条件が国家の政治・経済・軍事に与える影響を研究する学問のことをいいます。
地政学を学ぶための第一歩は、世界の歴史を知ることです。
今、世界の各地域で起こっている事象を理解するためには、歴史を知ることが不可欠と言えます。
本書は、日本、中国、ロシア、アメリカ、イギリス、ヨーロッパなど国・地域別の歴史を、地図を使ってわかりやすく解説。
「地政学って何?」と思っている中高生や、歴史を苦手に感じている人たちも気軽に読み進めることができる一書となっています。
世界の歴史を知って、新聞やテレビのニュースで伝えられる世界の動きが見えてくるようになりたいと考えている読者におすすめできる「地政学」の入門書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地政学、前々から興味があり手に取る。
地図を見ながら世界史の理解を進める、という感じ。
自国主義
植民地支配
民族差別
考えの対立
2度の世界大戦によるヨーロッパ諸国の疲弊
大戦前から各国での戦争がかなり起きている。
大戦後の中東の対立理由や、アフリカ諸国の紛争の理由。
1800年〜1946年頃まで、散々な目にあった中国が力をつけ始める。
もう少し詳しく知りたいなぁ、という部分もチラホラ。
まぁ入門書だからだろう。
地図を見ながら歴史的な関係性を見る事で、全体的な理解が深まったように思う。
面白かったです。
Posted by ブクログ
確かに図が多くてわかりやすかったけれど、これは地政学というよりは、世界史。
地理や地形が、どう、政治や歴史に関わったのかの説明が弱い。
中高生を対象にしているのなら、余計にそこを丁寧に説明しないと、なぜそうなったのかが分かりにくいのではないかと思いました。
ただ歴史といっても、年号を覚えるのではなく流れを説明しているので、世界史が苦手な私でもついて行くことはできました。
第二次大戦後のアジアやアフリカの独立について、詳しく説明されていてよかった。
やっぱり多くの世界紛争の発端は、イギリスのワガママと二枚舌なんだな。
なるほど。
Posted by ブクログ
最近「地政学」ってよく目にするような気がして流し目で。じっくり読めば、つながりが把握できて面白いんだろうなと思う。シベリア鉄道が通っている位置が何となく思っていたより南寄りだったことを知る(バイカル湖より南側とか)。シベリア鉄道の意義を考えるとそりゃそうか。ウラジオストクの重要性を認識した。各国の国境線の主張を見ると南沙諸島をみんな欲しがるのも頷ける。距離的には中国が一番不利に見えるけれど。中国の自治区で内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、チベット自治区以外にも自治区があることを知る。普段よく目にする地図がメルカトル図法ではなくミラー図法だと知る。
Posted by ブクログ
一時期流行った地政学も最近は下火か。高校の頃の地理の知識とその後の報道による知識でしかない自分の地政学。世界史を合わせることで,事件の背景を理解できそうだ。人間の歴史や行動はほんとうに興味深い。これからもこんなことを繰り返していくのだろう。
Posted by ブクログ
●読んで得たもの
地政学の基礎知識
●感想
説明されているとおり内容は超初歩的。
なので子供でも読める。
各章が国又は大陸別に分かれていて、
概ね歴史の順に書かれているため理解しやすい。
Posted by ブクログ
図解で地政学を分かりやすく解説した本。本書では、どこか歴史的なところに重点が置かれているところは否めないが、地政学というものを捉える入門書といえよう。
日本の取り巻く世界事情を、地政学という観点はもはや省くことのできないことであることを、日本人こそが知らなければならない。