あらすじ
削れば削るほど、歯は悪化し体は不健康になる!
人間が持つ「自然治癒力」を活かし、虫歯や歯周病の改善どころか全身の健康寿命を伸ばす画期的治療法のすべてが、いま遂に明らかに!
“世界のスーパードクター”としてカリスマ的信望を得る名医が、35年に渡る歯科研究の成果を一冊に著す待望の初著作!!
〈巻末特典〉として、“削らない虫歯治療”ドックベスト療法が受けられる全国の歯科医院リストを収録!
第1章 虫歯は削らなくても自然に治る
・自然治癒力が虫歯を治す
・虫歯の自然治癒力は歯医者も知らない
第2章 その虫歯、削らないで! 歯を削ると病気になる
・歯は削れば削るほど、もろくなる
・削らないと儲からない保険診療の弊害
・虫歯治療が新たな虫歯を引き起こす
・歯科医院のうがい水は細菌だらけ
・歯の神経を抜いたその日から、抜歯へのカウントダウンが始まる
・抜歯すると歯を支える骨が崩れ始める
・抜歯が心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす
・抜歯が「がん」を引き起こす理由
第3章 虫歯ができる本当の理由は別にあった
・虫歯は歯の内側から進むという真実
・口の中の雑菌が歯を通して体の中に流れ込む
・口内の雑菌が体内に流れ込む驚くべき原因とは?
・食後すぐに歯を磨いてはいけない
第4章 虫歯の原因をもとから断つ! 小峰式虫歯予防プログラム
・虫歯の9割は予防できる
・虫歯にはシュガーカット、歯周病には糖質制限
・意外な砂糖含有食品
・虫歯を予防すると評価される外国、虫歯を削ると評価される日本
第5章 削らない! 痛くない! あっという間に治せる新時代の虫歯治療法
・自然治癒を促すドックベスト療法
・ドックベスト療法との出会い
・虫歯菌を除菌して再石灰化を促進する
・治療時間は約10分、治療の痛みもほとんどなし
・実は保険診療より安く済む治療費
・シュガーコントロールで自然治癒を目指す
・ドックベスト療法が普及しなかった本当の理由
・虫歯治療だけではない、ドックベスト療法の可能性~削らない審美治療
第6章 虫歯、歯周病は体が発するS・O・S!
・虫歯や歯周病は口の中だけの問題ではない
・歯から全身に病気が運ばれる歯性病巣感染
・歯科と医科は別々の領域ではない
・虫歯が多い人は血管が老化している
・歯周病が悪化したら、がんを疑え
・口臭は免疫力低下のサイン
・虫歯と歯周病、がんの原因は同じ
・がん患者と歯周病患者に共通する5つの特徴
・酸性体質の改善で虫歯やがんになりにくい体に
・アルカリ性体質に戻す食生活
・虫歯は糖尿病の前ぶれ
・食生活を変えれば歯周病は改善する
・早食いをやめるだけで歯周病や糖尿病の予防になる
・日本食のお米が突然、体に悪いと言われるようになった理由
・歯周病はメタボリック・シンドロームの一症状
………ほか
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Posted by ブクログ
とても興味深い内容でした。虫歯=歯を削るというイメージを見事に覆されました。
たまたまこの本を読んでいた頃に小さな虫歯が見つかり、かかりつけの歯医者で「次回削りましょう」と言われました。
しかし、諸事情でどうしても早く治療してもらう必要があったのですが、その歯医者では都合がつかず、別の歯医者に行ったら「これくらいだったら丁寧に磨いて様子見た方がいいと思うよ」と言われました。「まさにこれか!」と思い、これを機にかかりつけの歯医者も変えました。
小峰先生のような患者のこと・歯のことを第一に考えてくれる歯科医師が増えてくれることを願います。
Posted by ブクログ
虫歯に対する考えが勉強になった。印象的だったのは①虫歯も自然治癒力があり自然に治る②歯を削ると健康に悪影響。安易に歯を削らない歯医者を選ぶべき③日本が予防に力を入れないのは、歯を削らないと診療報酬がもらえないから④歯の神経を抜くと歯周病になりやすい⑤歯を抜いたあとに病気になる原因がボーンキャビテーション⑥ドックベスト法⑦歯磨きは30分以上経ってから⑧虫歯予防には、食事内容や生活の見直しが必要。特に砂糖をとらないこと。野菜、炭水化物順に食べる⑨カルシウム不足にはマグネシウム。ワカメやヒジキ、海苔、天然塩
Posted by ブクログ
『自然治癒力が虫歯を治す』
『虫歯は削れば削るほど悪化する』
『食後すぐに歯を磨いてはいけない』
『虫歯にはシュガー・カット、歯周病には糖質制限』
『自然治癒を促すドックベスト療法
治療時間は10分、治療の痛みもほとんどなし』
『虫歯、歯周病は体が発するS・O・S』
『砂糖は胃腸の機能をストップさせる
白砂糖の作用は麻薬と同じ』
『骨粗しょう症を防ぎたいならカルシウムは摂ってはいけない
骨の強化に欠かせないマグネシウム』
『医科・歯科共通の問題点』
今までの歯科治療は何だったのだろう
目から鱗の情報ばかり
ここでも巨大な利権が見え隠れする
日本の医療システムが邪魔をする
情報をキチンと勉強し、判断しなくては
まずは、砂糖を減らさないと!!
料理にも使ってるし、ゼロは難しいけど
出来るだけ減らしていきたい
(現在虫歯はないので、たまのご褒美は
ありにしよう☺️笑)
載っていたドックベスト療法を実践する
歯科クリニック一覧、思ったより多かった
もし歯に問題が起こったら、この中から選んで行ってみよう
Posted by ブクログ
歯科医による虫歯の話かと思って読み始めてみたら、現代医療の課題についても深掘りされていて、総合病院に勤務していた元医療事務として、非常に共感できる内容でした!
ドックベスト療法が素晴らしすぎます。
アメリカでは主流だそうですが、日本では自費の治療です。
でも、ドックスベストセメント治療は歯を極力削らないので、歯にひびが入ることもなく、結果的に虫歯の再発になりにくい点もよいです。
日本で広まりますように。
巻末にドックベスト療法を行っている歯医者の全国の一覧があり、もし今後歯科医にかかるときがあれば、そちらに行きます。
Posted by ブクログ
1
歯の自然治癒力で虫歯は治る
2 虫歯を削るな
歯を削ること、歯の神経を抜くこと、歯を抜くことの恐ろしさ
削れば削るほど脆くなる
3 虫歯の原因
歯の表面からだけでなく、内側から進行することがある
体を流れている物質が歯の表面に現れる=象牙質の液体移送システム
そして、この流れが逆流することがある!!
象牙質の液体移送システムの逆流or停滞の原因は
砂糖、ストレス、運動不足、微小栄養素(ビタミン、ミネラル)不足、薬物
キースの輪(糖、細菌、歯)は正しくない?
唾液大事
食後すぐの歯磨きダメ、30分以上経ってから
4 予防
一般の予防歯科 フッ素塗ったり
これ 体質から変えていこう
砂糖やばい、健康美容面で
虫歯→シュガーカット、歯周病→糖質制限
虫歯でない歯を削られている人は10人に9人
5 虫歯治療法
ドックベスト
ドックベストセメント
無菌化で虫歯の進行止める、ミネラル成分がスムーズな再石灰化
人間の自然治癒力を利用した治療法
痛みを止める治療法について→神経を抜かずに、L.L.レーザー治療法
6 虫歯、歯周病は体のSOS
アメリカのことわざ、Priority to dentistry 大病の前に必ず歯の病気が起きる
口と体は象牙質の輸送システムでつながっている
歯科と医科は別ではない
虫歯が多い人は血管が老化している
歯周病が急激に悪化したらガン
虫歯、歯周病、ガンの原因は同じ
ガン患者→糖質、低体温、交感神経優位、呼吸浅い、、酸性体質
アルカリ性食品→野菜、くだもの、海藻、キノコ、大豆
酸性食品→肉、魚、卵、砂糖、穀類(米)
虫歯は糖尿病の前触れ
カルシウム適量 10〜10.7mg/dl、多すぎは歯周病、少なすぎは虫歯
マグネシウム取れ
7
歯の残存数と医療費の少なさは比例
Posted by ブクログ
衝撃的な内容ばかりで目から鱗。
一番驚いたのは「虫歯は自然治癒する」という事実
そしてドックベスト療法はかなり有望だということ
海外では20歳以下の子供の歯は削ってはいけないことになっている
1回の保険点数の平均があがると厚労省から目をつけられるから通院回数を増やして歯医者は通わせてる
虫歯を削った後削った部分がむき出しになった状態でうがいさせてはいけない。口に中は細菌がいっぱい
歯科ユニットの水って実は結構汚い
神経を抜くと歯が枯れる
歯についた食べかすだけで虫歯になるわけじゃない
食後30分は歯磨きしちゃだめ。食事の際についた酸性の食べ物がエナメル質を柔らかくしている。唾液で中和されるまで待つべき
砂糖をやめれば虫歯の9割は予防できる
象牙質の液体輸送システム。身体から歯へ。歯から身体への逆流が起きると病気になる。
SKY-10
ここでも医療利権・保険制度・歯科医師会・歯科医師たちの闇がある。
Posted by ブクログ
元々体が弱くて、歯もほとんど治療すみな私には、もうどうする事もできない内容でしたが、子供の歯を守るためには大変参考になる本でした。
やっぱりここでも砂糖は悪者…知ってはいるけど、子供や家族のために、これからどうやって対策していくかが、我が家の課題です。
Posted by ブクログ
歯科医が大学でのお勉強ではなく、経験上知っている虫歯の原因と治療法がここに。歯医者に行く回数が減ること間違いなし。過去の経験から作り上げるのが学問。営利と既得権にまみれて事実に反することを正当化する現代医療は学問(医学)ではない。
Posted by ブクログ
うーん、よかった!
①象牙質の液体輸送システム
体を流れている物質はやがて歯の神経を削り、歯の表面に出てくる。
歯が虫歯になる理由は外に食べ物のカスが付いていたから、だけではない。内側から虫歯になる場合もあるのだ。だから表面に穴が開いていないときがあるのかー。
②スタイマン博士は、この体内の液体が歯を抜けて口の中に流れ出る「象牙質液体移送システム」が逆流したり、停滞する原因として、次の5つを挙げています。
(1)砂糖
(2)ストレス
(3)運動不足
(4)微細栄養素不足
(5)薬物
シュガーカットをする、ミネラル・マグネシウムをとることで、虫歯はかなり抑えられる。特に砂糖!!を辞めたら9割の虫歯は治る。衝撃的内容だ。砂糖がどれだけ歯にとって有害かが分かる。
③実は食事をして歯について賛成の食べ物は、歯の表面になるエナメル質をやわらかくする性質があります。しかし唾液には口の中を中和し、エナメル質を再び修復する再石灰化の作用があるため、30分もたてば元の状態に戻ります。
ところがすぐに歯を磨いてしまうと、まだやわらかい、エナメル質が削り取られるばかりか、再石灰化も途中で妨げられることになります。その結果、エナメル質に穴が開いてしまうのです。そのため私は、食後すぐではなく、30分以上たってからの歯磨きをおすすめしています。
今まで、なんですぐ歯磨きしちゃいけないのかなと思っていたけど、こういう理由があったわけか。意味を知るって大事。今度からはすぐ歯磨きしないように、ルーティンの順番を変えてみよう。
④自然治癒力を促すドックベスト療法
成分には、殺菌作用のある銅2%、鉄1%そして複数のミネラルが含まれており、虫歯の穴に詰めることで、虫歯菌を死滅させ、歯の再石灰化を促してくれるのです。治療時間はわずか10分、フタで密閉して新たな菌の侵入を防げれば、徐々に痛みも消え、気づかないうちに虫歯も治っているという、まさに夢のような虫歯治療法です。
結局、本当によいものが広まらないのは、保険がきかない、点数が付かない、製薬会社がもうからない、とみんながつながっているから。
⑤友人から酸性体質とアルカリ性体質に関するドイツの論文を紹介されました。そこには、酸性物質の方は歯が着色傾向にあると書かれています。
(中略)
着色のある患者さんは酸性体質の方が多く、しかも虫歯ができやすい傾向にあったのです。
(中略)
以上のことを考えると、酸性体質の人は少しでもアルカリ体質になるよう食生活を見直すことで、虫歯をはじめ、さまざまな病気になるリスクを減らせる可能性があります。
やっぱり。自分は酸性体質だと思う。着色傾向あり。
2人の子どもも、同じように歯磨きして、同じようなもの食べているけど、上の子は虫歯になりにくく(着色傾向もない)下の子は虫歯になりやすい(着色傾向もある)。違うなあと思っていた。
食事でも体質をある程度は変えていくことができそうなのは、救いではあるが。
⑥アルカリ性食品
野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋等)
くだもの(メロン、レモン等)
海藻(ひじき、わかめ、昆布等)
キノコ、干しシイタケ、大豆など。
食べてるんだけどなあ。まだまだ足りないんだろうな。
⑦骨の強化に欠かせないマグネシウム
細胞内にたまったカルシウムを押し出すには、ある栄養素が必要となります。それはマグネシウムです。カルシウムは自分の力で細胞の外に出ることはできませんが、マグネシウムにはその力があるため自分が細胞から出るときにカルシウムを一緒に押し出すポンプの働きをしてくれます。するとカルシウムは体内を巡ることができるようになるため、カルシウム不足の状態を回避することができるのです。
カルシウムとるだけではだめ。マグネシウムが必要。
給食で牛乳飲んでる場合じゃない ( ´艸`)
海藻類、ヒジキ、メカブ、のりなど。
岩塩などもマグネシウム多い。
食生活を見直すきっかけになった。
Posted by ブクログ
虫歯治療のあるべき姿を紹介する本。
著者は歯科医。
歯科の内情を暴露する非常に勇気のある内容になっている。
日本の歯科医療の問題点を挙げつつ、体全体を考えた虫歯の治療を提唱している。
最大の問題点は、歯科業界と製薬会社が儲け続けようとする姿勢と読み取れました。
実は虫歯は多くの場合削らなくても治す治療法があり、再石灰化していくということ。
がんやリウマチと歯周病は共通する特徴があり、歯周病になるということは逆もまたある。
虫歯にならない為の習慣は以下(個人的に抜粋したもの)
・砂糖を取らない
・アルカリ性体質にする
・低GIを心掛ける
・運動をする
・食後すぐに歯を磨かない
健康的な歯を維持したい人におススメです。
Posted by ブクログ
言われてみれば歯だって再生すると言われても不思議ではない。ドックベスト治療法にはとても興味がある。しかし、まだまだメジャーな治療ではないことは事実。正に夢なような治療法なだけあって、何かデメリットがないなかと疑ってしまう。
至極当たり前のことになってしまうが、食事療法ならばすぐに実践可能だ。医療関係の本を読めば嫌という程砂糖については、悪いことしか書かれていない。これだけ様々な分野で共通して言われていることであれば、本当に悪いのだろう。タバコの次に良く目にする気がする。
Posted by ブクログ
歯は削らないで健康的な食生活をすれば改善できる。セメントを使った治療を推しているが、そのリスクにはついては語られていないので、他の情報も確認しておくべき。
Posted by ブクログ
自然治癒力で虫歯が治るとは、驚きました。その理由を読んで納得。定期的に歯科検診を受けていて、以前親知らずが虫歯になりかけと言われた。その時は治療をするでもなく、歯磨きを丁寧にしてください、みたいなことを言われた。少々不安だったのですが、虫歯は治っていました。。これも、自然治癒力なのですね。もし、虫歯になったら「ドックベスト療法」を受けたいけれど、近くでしているところがないのが残念。この療法が広まってほしい。
また、どうして歯を抜いてはいけないのかについても納得。
虫歯にならないようにするには、砂糖を断つこと。これは白砂糖のことだけなのだろうか。てんさい糖やオリゴ糖はどうなのだろう。それすらも控えた方がいいとなると、かなり厳しい。
歯のことだけではなく、体全体のことにも言及されていて、とても為になりました。
(日本の医療システムでは「予防」には保険が利かない。「予防を」と言っているのに。そこには製薬会社との利権問題がある・・・。予防して病気にならなかったら薬は要らないから。)
Posted by ブクログ
シュガーカットの生活について、
気にし過ぎも良くない、と言い訳をしながら砂糖をとり続けてきましたが、満を辞してやってみようと思いました。
一度削ってしまった歯は、元には戻せないのかな…
ドックベスト療法について、
本当に再石灰化するのか懐疑的ではありますが、
本当だとしたら、もっと広まって欲しい。
もっと早く知っていれば、という気持ちもあるけれど、今知れて良かった。
消費者として、健全に人のために力を尽くしてくださっている人を、選べる知恵をつけたい。
Posted by ブクログ
ドックベスト療法という虫歯を削らなくてもいい治療、やってる歯医者に行ってみようと思った。砂糖を断つのは結構大変。
治療は治療費の報酬制度に影響を受けてるから削る治療が減らないのか。
ほとんど読み飛ばしてしまったけど。