あらすじ
大貫妙子――凜とした楽曲と透きとおった声で多くのファンをもつ、シンガー&ソング・ライター。その飾らない生き方にも共感が寄せられている。葉山での猫との暮らし。年下のパリの友だち。コスタリカで出会ったナマケモノ。歌い手としてさまざまな土地を訪れ、歌わない某日は田植えに出かける。母なる自然と自らの内なる声に耳を澄ます。愛おしい日々をまっすぐ綴る、エッセイ集。
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Posted by ブクログ
もとは季刊『考える人』(新潮社)に連載(2005.12~2013.6)、計26回。
書名の通り、日々の暮らし+雑感のエッセイ集。舞台はおもに葉山の家。その軒下をねぐらにしている半野良の猫たちのこと、料理のこと、秋田でのお米作りのことも書いてある。そしてご両親の死のことも。
とくに興味深く読んだのは「ツアーの日々」「歌う私、歌わない時間」の回。どちらもコンサートツアーをめぐるエピソード。それと「空蝉の夏」の回。特攻隊員だったお父さんのことが書いてある。
しっとり、しんみり、ほっとするエッセイ集。
Posted by ブクログ
2019.6月。
地に足がついていて、日常がきちんと確かにあって、大貫さんってきっと素敵な方なんだろうなと思った。猫のいる生活ちょっといいな。
Posted by ブクログ
美しい歌詞、メロディー、歌い声、その秘密は?
と、気軽に手に取ったのだけれど、
想像以上に芯の強い、
ものの見方が研ぎすまれた方と知る。
自然への向き合い方、ものの見方、
人との付き合い方。
そして、ご両親を見送られる深い悲しみ。
一つひとつを丁寧に掬い上げて、
言葉にし、伝えてくれる。
背筋の伸びるような、暖かさに包まれるような。
まさに大貫妙子さんのメロディーに
身を任せるような感覚。
好きなことをずっと長く続けることで
辿りつくところがある。
その言葉は、強い味方になってくれると思う。
Posted by ブクログ
葉山での猫との暮らし、年下のパリの友だち、コスタリカで出会ったナマケモノ。歌い手としてさまざまな土地を訪れ、歌わない某日は田植えに出かける…。大貫妙子が愛おしい日々をまっすぐ綴るエッセイ集。
真っ直ぐすぎて真似できない。