【感想・ネタバレ】ルポ 看護の質 患者の命は守られるのかのレビュー

あらすじ

深刻さを増す人手不足の問題、また入院期間短縮化と在宅化が急速に政策的に推進される中で、ひずみをもろにかぶっている看護の現場ひいては患者の置かれた実態に、定評ある著者が鋭く切り込む迫力のルポルタージュ。看護の最前線で、いま何が起こっているのか。本来の看護とは何か、多職種による真のチーム医療とは何かを問う。

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Posted by ブクログ

看護の現場を丁寧に取材し書いている。患者を優先すると診療報酬や看護師の評価が下がる、そんなことがあっては本末転倒だか現実問題として起きているという現実。複雑な思いで読んだ。

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2023年08月25日

Posted by ブクログ

看護師不足の問題が、診療報酬改定に伴い更に入院期間短縮と急性期病棟の多忙さにつながり、ひずみが大きくなっている様子をジャーナリストらしく現場の困難さを記述してくれている。チーム医療の良い例としてみさと協立病院や東葛病院などが紹介されているのは身近な病院として嬉しく感じる。看護師特定行為に対しての問題点も的確。看護の本来の姿を問うルポであると感じた。

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2017年03月20日

Posted by ブクログ

結局物事はお金で動くんだなと思った
家に帰ることを諦めずに済むようになったことは喜ばしいがそこに至るまでのフォローもなかなか充分に出来ていない現状がある
特定行為や准看護師など看護をめぐる諸問題に触れられていた
医療や看護、介護にかかわらず生きて死ねる人は居ないと思う
一つの職種の問題というより全ての人に関わる問題として関心を持たなければいけないと思った

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2020年11月26日

Posted by ブクログ

これから看護師養成課程に関する研究を進める上での事例や資料が豊富に記載されているのがありがたい。ルポであるため、このような生の声を仮説に検討することができ、調査実施において、厚みを加えることができる。

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2017年04月19日

Posted by ブクログ

ちょっと一面的かもしれないけど、とっても納得できる。
医療の専門化・高度化→医師不足→医療行為を看護師に委託→看護行為を看護師から他スタッフへ移行→看護ができない看護師が増加。
看護という行為をどう定義づけるのか、昔のままではないとだろう。でも医療ではなく看護でできることは決してなくならないと思うし、もっと大切にしなくちゃいけないことだと思う。手間暇かかるやり方でしか対応できないことがあるよね。
でも根源は、「お金」がないことに帰結しちゃうんだよなぁ。ホントに日本はもっと医療費に予算をまわせないんだろうか。

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2017年02月05日

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