あらすじ
非凡なアイデアが無数に「降りてくる」!
これからの時代に絶対必要な驚くべき問題解決のための48スキル!
「降りてくる思考法」とは、
これまでの考え方の延長では生み得ないものを生むためのまったく新しい思考法です。
村上春樹さんには「小説家 村上春樹」が誕生する有名なエピソードがあります。
1978年4月のある日のことです。村上さんは神宮球場で野球の試合を観戦中でした。
ヤクルトの先頭打者デイブ・ヒルトンが、広島の先発ピッチャーの第一球を、きれいにはじき返して二塁打にします。
まばらな拍手がまわりから起こったときに、それは突然訪れます。
“僕はそのときに、何の脈絡もなく何の根拠もなく、ふとこう思ったのです。
「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」と。
そのときの感覚を、僕はまだはっきり覚えています。
それは空から何かがひらひらとゆっくり落ちてきて、それを両手でうまく受け止められた気分でした。”
何かをしている瞬間に一瞬の雷のように発見やアイデア、ある思考が「降りてくる」。
古今東西の偉大な発明は、いつもこのように生み出されてきました。
とはいえ、自由にぽんぽんアイデアが出る人がたくさんいるかというと、残念ながらそうではありません。
でも、まったく心配することはありません。
「アイデアを考えることが苦手!」
と思っている人は、単にアイデアを生み出す考え方のヒント、道具を持っていないだけなのです。
本書で紹介されている48のコツを押さえれば、
非凡なアイデアが「降りてくる」脳内環境を、誰でも簡単に作ることができます。
是非、新時代を生き抜くための、最強の問題解決スキルを手に入れてください。
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Posted by ブクログ
降りてくる思考法を行うためのコツ
”降りてくる思考法”が行われやすくなる第1のコツは、次元や視点を上げて考える「メタ思考」を行うことです。
メタ思考は「より大きな視点を、高い視点から物事を考えること」「ワク組みの外へ出て考えること」です。
「メタ思考」を行ういちばんシンプルなコツは、アイスクリームを”冷たい食べ物”として捉えたように、1つ上の大きなワク組み、抽象度の高いワク組みから考えるようにすることです。
「なぜ?」と問いつづけるクセを持つことです。
”降りてくる思考法”を行う第2のコツは、放っておけば自動実行されてしまう「ワク組みによる思考」を一度ストップさせて考えるということです。
狭い範囲の思考をうながす具体的な質問を投げかけていきます。
第3のコツは、脳を休ませるということです。
盗む
・オマージュ
先人のつくり上げたものを、敬意を持って学び、その方法やエッセンスを真似しながらも、そこに自分なりのアイデアを加えて、新しいものを生み出すときに現れる現象です。
発想やアイデアで手詰まりになったとき、身のまわりにある古典やスタンダードといわれるものを見直してみてください。
アイデアを考えるときには楽しみながらも、誰よりも深く思考する、誰よりも徹底して思考する、そんな気持ちでいてください。
Posted by ブクログ
無意識からの直感を降ろす方法は
①具体的でシンプルな質問を自分に投げかけることで、脳を狭く小さく使い、思考すること
②睡眠などで脳を休ませ思考を発酵させること
質問のための48のスキルは、変える、なくす、くっつける、盗む、~だとすると、見えるようにする、調べる、捨てる、ちょっとだけをちょっとだけの9つに分けて紹介されており、具体的に考えるための切り口が分かりやすい。
無意識の処理能力のすごさを信頼してみたくなった。
16-224
Posted by ブクログ
アイディアはくつろいでいるときに降りてくる。
毎日少しでもくつろげる時間を確保すること。
小さな具体的でシンプルな質問をすること。
アイディアは無意識が出している。降りてくるのは無意識から顕在意識に降りてくるということ?
それを促す方法が書いてある。
ひととおり読んでみて、読むだけではダメと思った。
まず自分なりに考えを書き出して、整理して、組み合わせてみる。それからこの本を読みながら48個のスキルのうち、試せそうなものをやってみる。そんな使い方がいいと思った。
早速、今ある自分の課題で試してみよう。
Posted by ブクログ
パワーフレーズ
「脳は、わたしたちが想像するよりはるかに高度な思考作業を、意識的な活動よりはるかに大きなエネルギーを投入して、無意識の領域で行なっているのです」
読書などで使うエネルギーは安静時の5%、ある意味では安静にしないことが省エネ?潜在的な力というのは科学的にだいぶ解明されつつあると思います。とても面白く読み始め、途中からは具体的な視点、これはバカの壁を越えるためのものですね、それを解説してくれています。わかりやすい一冊
Posted by ブクログ
〇固定概念があるなら、捨ててしまえ!タダで得られるものはないので考え続ける。
「固定概念があるなら、そんなもの捨ててしまえ!」と言われているかのような衝撃。衝撃というか、確かにそれって物事を考えるなら当たり前かもしれない、と思うことばかりだ。
しかし人間が思考するときは過去の経験やほかの人の行動にとらわれがちだ。それではいつまで経っても新しい発想でイノベーションを起こすということは難しい、ということを述べていて、そのイノベーションを起こす方法について教えてくれている。
アイデアを生むためには、無意識を活用せよ、とあります。
"脳の事前活動はなんと平均7~10秒前からはじまっている"(p30)とありますが、その無意識を活用するためには無意識の中にアクセスすることが必要です。そのためにはまず、"あるテーマや課題に対して意識を集中させて使"(p34)うことが必要なのだそうです。
ラクにいいアイデアを生み出そうなんて虫が良すぎるのだろう、と思ったのと同時に、考えに考え続けたからこそ、新たな突破口が開けたいくつかのエピソードを思い出しました。
その重要なポイントに気づければ、あとはこの本に載っている無意識にアクセスするための思考スキルを身につければいいのでしょう!
Posted by ブクログ
柔軟な思考方法や
引き出しを多く持つということは
仕事では勿論
役に立つでしょうけれど
ピンチをチャンスに思う
反対から考えてみる
というのは いついかなる時も
役に立つ考え方だと思いました
各スキルの例も
よく知ってる企業の話で
分かりやすく 実感できるものでした
面白かったです
Posted by ブクログ
①脳を狭く小さく使う
意識を狭く小さくフォーカスさせて徹底的に使ったものだけが、無意識の領域に入ることができ、さらに無意識の持つポテンシャルをたっぷりと引き出して使うことができる
メタ思考
1つ上の大きな枠組み、抽象度の高い枠組みから考えるようにする
いかなる問題も、それを作り出したときと同じ意識レベルによって解決することはできない(アインシュタイン)
②脳を休ませる
脳を狭く小さく使う48のスキル
変える
①名前を変える
②場所を変える
③形を変える
いちばんの価値を引き出そうとすると、かたちは変わる
新しいかたち(魅力)はもともと、そのものの中に眠っている
④用途を変える
⑤相手を変える
⑥価格を変える
⑦目的を変える
⑧大きさを変える
⑨物語を変える cf.落ちないリンゴ
なくす
⑩いらないものをとことんなくす
⑪肝心なものをなくす
⑫時間をなくす
⑬場所をなくす
⑭区別をなくす
⑮便利さをなくす デジタル化が進むと、1回性の体験を欲するようになる
⑯とんがりをなくす
くっつける
⑰くっつくはずのないものをくっつける
⑱違う分野のものをくっつける
⑲同じ分野のものをくっつける
⑳とりあえずくっつけてみる
盗む
㉑オマージュとして盗む
㉒アレンジして盗む
㉓パロディとして盗む
㉔リバイバルで正々堂々と盗む
~だとすると
㉕リーダーだとすると
㉖ライバルだとすると
㉗子供や高齢者だとすると
㉘20年後、30年後の今日だとすると
㉙人生最後の日だとすると
見えるようにする
㉚絵にする
㉛順番を見えるようにする
㉜かたちのないものをかたちにする 置き換え cf.世界がもし100人の村だったら
㉝分解してみる
㉞元素を見つける
調べる
㉟原典にあたる
㊱本人、専門家に聞く
㊲現場に行く
㊳はじまりにさかのぼる
㊴来歴を調べる cf.場所の記憶 田根剛「エストニア国立博物館」
捨てる
㊵アイデアを捨てる
㊶前提を捨てる
㊷正しいを捨てる
㊸責任を捨てる
㊹人のせいを捨てる
㊺迷いを捨てる
ちょっとだけをちょっとだけ
㊻ちょっとだけでいいからはじめられることは?
㊼ちょっとだけでいいから違うことをやる
㊽ちょっとだけでいいから楽しみを見つける
Posted by ブクログ
タイトルに牽かれ入手
自分自身アイディアが降りてくる体験はあるので
興味を持ったからなのだが
アイディアが沸きやすくなるtips本?
と思っていたがさにあらず
いい意味で期待を裏切られた
どこからアイディアが降りてくるのか?
その説明がキチンと出来ている
そこへ対してどうアプローチしたらいいのかの
How-to本
噛み砕いた表現をしたら
アカシックレコードから情報をひきだす方法とも言える
内容的には星五つなのだが
本の入手前に一つ嫌なことがあって
やめようかな?と思った事があり
それがあとあと尾をひいた
イメージやインスピレーションを
大事にしている人間にとって
少しの引っ掛かりが思考の足枷となり
なかなかエンジンがかからなくなる
著者はこの事にとても理解があるのだろうが
会社の人間全てがそうではないらしい
そんなこんなで星3つ