【感想・ネタバレ】飛鳥昔語りのレビュー

あらすじ

天皇への謀反を企てたとされる飛鳥時代の皇子、有間皇子の悲劇を新たな視点で描いた表題作、りぼん新人漫画佳作受賞の実質的デビュー作「チゴイネルワイゼン」、部室のドアのイラストに描かれた少女をめぐる愛情物語「ぼくの中のアリスへ」、他「村木くんのネコぶるーす」「桜の森の満開の下」「飾り窓のあかね姉さん」「鶴姫哀話」と、初期作品7篇を収録した傑作名作集。描き下ろしあとがきマンガ「飛鳥昔語りの頃の事」

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Posted by ブクログ

私が奈良にはまった最大の原因はこの作品です。子供のころ私はまごうかたなき「りぼん」っ子でしたが、同年代がターゲットにも拘らず、「なかよし」よりもなぜかお姉さんぽかった「りぼん」においても、清原先生はちょっと異色の存在でした。
繊細で決してきらきらしていない絵、今考えてもマニアックな題材にさらにマニアックな味付け。このお話は、有間の皇子の謀反を軸に、ちょっとSFチックでちょっとシニカル、でもちゃんと救いがある、とても素敵な物語です。
ここからだよなあ…どっぷり奈良街道…

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2010年06月17日

Posted by ブクログ

これもなつかしーぞ!そうだ、こっちのほうに彼女のデビュー作が入ってるんだった。百済観音に思いを馳せ、万葉仮名を遣いこなしたいという、どだい無理な野望を抱いた私たち。「かわいそうな有間皇子さま」と呟いてみたり。ところが!「りぼん」→コミック版→文庫版、と、次第に版型が小さくなってゆく。それだけ台詞の文字も、作者自筆の欄外注も小さく小さく……。こちらは年老いるばかり。ちと、つらい。

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2011年07月19日

Posted by ブクログ

何故画像がないの?清原なつのの“飛鳥昔語り”には特別の思い出がある。だから好きなのではなく、この話が好きだったから生まれた思い出があるのだ。そんなわけで飛鳥昔語りは特別に好きな話である。時間ものSFはどれも切ないな〜。そういえばコレを読んでからしばらくの間は、苦手な日本史もチョッピリ好きになった(といっても大和朝廷の辺りだけ)。

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2011年07月21日

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