【感想・ネタバレ】男の品格を磨く事典のレビュー

あらすじ

一流の男になるために、仕事と人生の羅針盤を手に入れよ――。ベストセラー『男の品格』の著者による、誇り高い生き方の決定版。成熟した大人が心得ておくべき100の秘訣がこの1冊に。美学、粋、感性、男と女、哲学、覚悟、品格など、身につけるべきことのすべてを網羅。品格を備えた男はどこに出ても恥ずかしくない。恥ずかしいことをしないからだ。やましいこと、あさましいことをしないからだ。情報に流されず、己の思考を信じ、自分の生き方に潔く、孤独を恐れない。常に心の軸がブレず、己の道を行く覚悟ができている。そう、品格を備えた男はカッコいいのである。カッコいい男はもてる。自分を磨き、品格を身につけ、一流の男になりたいと願う人のための必携書である。

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Posted by ブクログ

・みっともないことをやめれば品性は高まり美学となる。やせ我慢は男の美学である。

・失敗しない男は成功しない。失敗は対応によっては絶好のビジネスチャンスとなる。

・孤独になったときこそ賢くなるチャンス。群れるな、孤独はこのうえなく豊かで温かい。

・学歴や英語力よりも人間の総合力、胆力を重視せよ。過酷な状況で生き延びるすべをどれだけ持っているか。

・過去はどこまでいっても現在の記憶の世界である。現状を肯定的に受け入れる人は今を生きることができる。

・現代は考える時間を意識的に作り出さなくてはならない。目先の功利に走らず「いかに生きるべきか」を考える。

・徳川家康は「待つこと」で天下を手に入れた。人の一生は重き荷を負うて遠き道をゆくが如し。急ぐべからず。
不自由をつねと思えば不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思え。勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば、害その身に至る。己を責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり。無駄という判断の多くは無知からくる。待つことの効用は時間の有効活用ができること。

・人でも物でも、今は「役に立つか、立たないか」が重要な価値判断の基準になっている。儲かるか、儲からないかと同様、功利的な考え方である。役に立つものは受容し、役に立たないものは捨て去る。それが正しい選択だと思っているのは愚かなことではないかと熟慮すべきだろう。判断基準となるモノサシは正しいかを疑ってみる。意味のない二項対立で考えるクセをつけない。

・出る杭のほうが生きやすく、得をする時代になっている。どこで出るか、主役になるか、大切なのは積極性。

・強要で人の心は動かないが情から出た行動には人は心を開く。「惻隠の情」は日本人の美徳の一つである。

・勝ち負けというものは、上手に勝てばそれに越したことはないが、上手に勝てなければ、むしろ上手に負ける方がよい。勝ち負けに順序をつけてみるなら、第一が上手に勝つ、次が上手に負ける、下手に負けるのも仕方ないが、一番つまらぬのが下手に勝つことだと思う。上手に勝てなければ、上手に負けるほうがよい。負けたら言い訳も弁解もしない。それが敗者の美学。

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2017年05月28日

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