【感想・ネタバレ】ユケ、鉄路 夜行急行『北星』北東北突破戦のレビュー

あらすじ

『ふるさと振興再生法』。治安回復と景気振興、および過疎防止のために打ち出された法案は、旅行の自由を奪うという非情なものだった。自由な国内の行き来を禁止された日本を舞台に、特別車掌隊、鳴瀬櫂は奔走する!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なかなか読み進められなかったけれど、大当たりだった。独特のifの世界なんだけれど、突拍子もないという感じがほとんどなくて、普通の人間模様を読んでいるようなつもりになっていた。読み終わって一息ついて、これがifの物語だと思い出す感じ。心地良い。
180416

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2018年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ふるさと振興再生法」という悪法が成立した日本が題材の架空戦記モノ。地域が隔絶され、気軽に旅行が出来なくなる中、それでも旅行する人を守り抜く特車隊の話。色々とハードな出来の小説で、全体の1/3程度はミステリー調で世界観を説明するのに使われている。話が転がり始めると悪い意味で日本らしい戦闘がとても面白かった。電車と銃に詳しい人ならもっと楽しめるんじゃないかと思う。ラストシーンはこの本らしいあっさりしたものだったが、もう少し特車隊のメンツのその後を書いて欲しかったなと思った。

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2019年03月13日

Posted by ブクログ

設定は練られていたが、分量の都合がそこまで物語に活かせていな買ったのが残念。展開もどうしても舞台が限られる以上単調になってしまう。ただ旅の雰囲気は好きだし、ラストシーンは一見の価値はあると思う。

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2017年06月17日

Posted by ブクログ

荒唐無稽だ。鉄道と旅という、余りにも日常の中に根ざしているパーツを、ここまでこねくり回すとは。この設定を創り、この物語を紡いだ著者に、まずは素直に敬服したい。

故に思う。もう少しこなれているとより良かったな、と。

国内の移動が制限されたif世界の日本。その規制に従い実力行使をする勢力と、数少ない夜行急行に特殊車掌として乗務し旅の自由を取り戻したい主人公たち。分かりやすい構造だし状況の二転三転もあるし路線を知ってると楽しいのに、微かに感じる会話文や心理描写の違和感が、勿体無かった感。

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2016年12月21日

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