あらすじ
交通事故で足を骨折した会社社長・樹の元にハウスキーパーとしてやってきたのは、波間という若い男だった。最初は仕事が出来るのか訝んでいた樹だったが、その完璧な仕事ぶりから、波間は樹にとって手放せない存在になっていく。波間の細かい気配りや優しさから、波間に惹かれた樹は、彼と恋人の関係に持ち込むことに成功する。そんな中、会社役員の造反から、樹の会社が存続の危機に陥ってしまい…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
交通事故で足を骨折した会社社長の樹の元にハウスキーパーとしてやってきたのは、波間という若い男だった。
始め仕事はできるのか?どんな男なのか?と訝しんでいたけれど仕事は完璧、しかも空気の読め一緒に過ごしていて心地良さを感じる程で手放せなくなる。
波間から「恋人」となるならと言われ⋯。
先生が書かれる攻め受け目線の心情が本当に分かりやすくて素晴らしいなと毎回思います。
今回は攻め目線で樹の波間と接するうちに生まれた新たな気持ちとかが凄くよく分かり、デキる男がここまで心を乱されるとか読んでいて引き込まれていきました。
そして波間の優しく人を思いやる所、実は寂しがり屋で誰かの代わりではなく自分を必要として欲しいと言う願いが切なくて。
樹の為にとった波間の行動は凄いです。
2作目には樹の嫉妬が炸裂していて大人気ないなと苦笑しながら、でも分からなくもなく。
波間の求める愛情にグッときました。
作品名の「イルカ」なるほどと。
あとがきの2人をそれぞれ狙う人物が現れたら、が毎回楽しく読んでます。
読み返すごとに感じる
読み返すごとに波間さんの心のうちが理解出来ていきます
最初はただのハウスキーパーから恋人になっていく
社長の気持ちの変化もなるほどでした
波間さんが樹社長にすがるところが波間さんの気持ちの表れですよね
Posted by ブクログ
会社社長×ハウスキーパー。
全編通して攻視点の作品です。
これ初出が2009年なんですね。
割りと古い作品だからかな?
文体が今まで読んだ火崎先生の作品とは
ちょっと違って、少し硬めな印象でした。
それとも愛を知らない一人称攻視点だから
あえてこういう書き方なのかな?
攻受ともに家族を知らず、無条件に愛されることを知らず生きてきて、そんな2人が愛を育むお話し。
その背景を考えると、春日爺に嫉妬する攻の気持ちも分からなくもないかな?
知らなければ気になる、知ったら知ったでやっぱり気になる…感情はホントに思い通りにならなくてややこしいですね^^;
ただ先に書いたように全編攻視点なので、
受視点も欲しかったな、という印象。
Posted by ブクログ
もしかしたら、雑誌で読んだことあるかも?(笑)でも・・・わかんないw淡々とお話が進んで行くという感じでした。攻め視点だったので、中々入り込み辛かった(苦笑)