【感想・ネタバレ】リターンのレビュー

あらすじ

沼津市議会議員・阿南光利が立案した水産加工センター建設を巡り、反対運動が過熱。背後には暴力団、さらには阿南の高校時代の旧友を殺した男の影が……。静岡県警銃対課の一ノ瀬守は、親友・阿南を助けるために立ちあがるが、そこに待ち受けていたのは13年間隠されていた驚愕の真実だった! アクション&サスペンス長篇の傑作、遂に文庫化。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

想定していたラストとは異なった作品
過去の自分を引きづり続け、過ちを犯してしまった阿南。それを気づいておらず一生懸命守ろうとした盟友一ノ瀬。
それぞれの人物がかつての事件によって人生を変え、各々の正義を貫こうとしている様は自身の人生を見つめ直すきっかけとなった。
「過去」が自分自身を作り上げているということを一ノ瀬の記憶喪失において医者が言ったが、それが人生の全てではないかと思う。
綺麗な過去、汚い過去何もかもが今の自分を形作っている。全ての過去から逃れることはできず、それに向き合うことで良くも悪くも人生は歩めるのだと感じた。

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

今から15年前に刊行されたハードアクション小説の文庫化。最近は、このようなストレートなハードアクション小説には出会う機会が少なくなったように思う。良い意味でのストーリーのB級ぶりは、あの『もぐら』シリーズにも共通するところがある。

主人公の静岡県警銃器対策課の一ノ瀬は、沼津市議会議員となった高校時代の友人、阿南を救うべく奔走する。男の友情と、捨て切れぬ忌まわしき過去、亡くした友のために悪に立ち向かう男に未来は…

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2016年08月24日

Posted by ブクログ

今までの作品より構成がしっかりしてるように思う。後半は阿南が改心して主役を喰ってるのは意外だが良かった。

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2016年09月27日

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