【感想・ネタバレ】バースデーカードのレビュー

あらすじ

紀子は引っ込み思案の小学生。優しい両親と元気な弟と幸せに暮らしていた。ところが母・芳江が病気で他界。落ち込む紀子11歳の誕生日、生前の約束通り、なんと芳江から紀子にバースデーカードが届く……。

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Posted by ブクログ

亡くなった母から20歳になるまで誕生日に届くバースデーカード。
幼い時は待ち遠しくて嬉しく、思春期には少しばかり鬱陶しい。そして大人に近づいた時期は、素直に母が恋しい。
まるで、生きている母と子の関係のようで。
手紙の中の母の思う様な自分になれているのか、自分と違う母を羨んで、卑屈になってしまう紀子の気持ちもよく分かる。10歳の自分を知る母は、どんな私に成長して欲しかったのだろう?聞きたくても、もう母はこの世にはいない。きっとその現実に寂しい思いをしてきたはず。

母の立場になって、死が目前に迫った時に二人の子供に何かを遺してあげたい、言葉を届けたいという気持ちは痛いほど分かる。きっと手紙を書きながら「この歳のこの子に会いたい、この目で成長を見たい」と思わない時は無かっただろう。楽しい時は一緒に喜び、苦しい時は1番に味方になって支えてあげたい、母としての当たり前の事をずっとしてあげたかっただろう。小さなバースデーカードに想いを綴りきれず、ママは辛かったろうな。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡くなった母から誕生日に届くバースデーカード。
時にはうっとおしく思ったりしながらも段々と母の想いが分かるようになる。
20歳までと思わせておいて、話はそれ以降も続く。亡くなると段々と思い出すことが少なくなっていくと思うが、こうして節目に想いを届けるのもよいと感じた。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

終盤とっても泣かされた。

何を伝えればいいかわからないときは黙るのがわたし。
でも、思いを正直に伝えるって大切なことなんだな。

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2017年03月16日

Posted by ブクログ

天国のお母さんから毎年届くバースデーカード。
まぁ、ありがちな設定よね~・・・と思ってたのに、うっかりじんわりきてしまった!w
やば~、歳取ると涙もろくなって、いけないわ~ww

お母さん役、宮﨑あおいちゃんで10/22から映画公開で~す♡

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2016年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣くために読んだけれど、思い通り、大いに泣かされた。

『夏の庭』『セーラー服と機関銃』『ピンクレディ』…そして『アタック25』全てが心を潤してくれた。

親として、子どもの成長を見られないことはどんなにつらいか…子どもも同じだよね…のんちゃん、幸せになってね。

時々、視線が変わるのに違和感があったのと、正男宛てのカードも読みたかった…けど、良いお話でした。

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2022年02月13日

Posted by ブクログ

よくある話ではあるが、親心の行き着く先は皆同じということだろう。親が子に願うことは子供の幸せ、伝えたいことは無限の愛、そしてもうひとつは読んで感じてほしい。感涙の素敵な一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
引っ込み思案な小学3年生、紀子の母、芳恵が突然病に倒れた。芳恵は余命宣告を受けながらも、紀子の10才の誕生日に家族で出かけたピクニックで、毎年誕生日にバースデーカードを贈ると子どもたちに約束。そして1年後、父や弟と懸命に生きる紀子に、天国の芳恵からカードが届く…。20才になるまで1年に一度届く優しい母のメッセージに、時に笑い、怒り、涙しながら成長する紀子。世代を超え女性の胸を打つ母と娘の愛の物語。

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2017年04月05日

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