あらすじ
「幸せは心の中にある」。幸福を見失いかけたとき、この本に出会えて本当によかった。──大草直子(『ミモレ』編集長、スタイリスト) 様々な世界の幸福度調査で低ランキングのドイツ。なぜ? と疑問に思ったアラフォーのドイツ人女性が、その答えを見つけるべく上位の13ヵ国に行ってみることに。各国の幸福学の専門家をはじめ市井の300人の人々にインタビューし、そこで悟った幸福の秘密を13の幸福の処方箋として構成。2015年ドイツのベストセラー。
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Posted by ブクログ
外国人がドイツ人に同じ取材をしたら、幸せって返ってきそうな気がする。
メキシコでも喧嘩はあるし、スペインの友達は親戚との距離が近すぎてたまに嫌な時があると言ってたし。実はどこの国も変わらなかったりして
幸福度は自己評価でつけられてるので国民的な性格に左右されそうな気もするし、ランキングは自己評価の付け方の差でしかないのでは?と疑問に思った。
でも、自分自身を愛して幸せをお互いに分け与える生き方は素敵だなと思った。そして、もうちょっとドイツ人に優しくしてあげて〜たまに辛辣!
Posted by ブクログ
<目次>
アイスランド~妖精の住む国
幸福の処方箋1~幸せになりたい?
ノルウェー~豊かな国の”ヤンテ文化”
幸福の処方箋2~信頼という宝物
コスタリカ~すべてが”プラ・ビタ!(グッド)”
幸福の処方箋3~ひとりでは幸せになれない
デンマーク~日々の心構えはヒュグリー(心地よさ)
幸福の処方箋4~自由をわが手に!
スウェーデン~全体の中の一部であること
幸福の処方箋5~私たちは人間だ
スイス~みんなが自由に行動できるために
幸福の処方箋6~しなやかな社会
フィンランド~湖の青、雪の白
幸福の処方箋7~自然の中でエネルギーを補給しなさい!
カナダ~素朴な生活
幸福の処方箋8~幸せな人は単純なことを大切にする
オーストラリア~生活をゆっくり楽しむ
幸福の処方箋9~今、この瞬間を生きること
パナマ~ここが世界の中心だ
幸福の処方箋10~人生とはこういうもの
ルクセンブルグ~多様性に満ちた小国
幸福の処方箋11~生活にユーモアを!
メキシコ~極彩色の国
幸福の処方箋12~人生の意義、生きがいを探す
コロンビア~毎日が恵み
幸福の処方箋13~私の幸せはあなたの幸せ
<内容>
ドイツ人女性が、OECDの報告書による、世界の幸福度ランキング上位の国を回って、幸福の意味合いを探した旅の記録。各国のインタビューの映像を撮って、そこから文字を起こしているのだが、「幸福の処方箋」ごとにインタビューを繋いでいくので、処方箋の合間に挟まれた国ごとの特徴や印象をまとめたページで、国ごとの違いを教えてくれる。
読み終えてわかったのは、”幸福”は「もの」「お金」の多さや「安全」「平和」だけではないこと。そうでないと、コスタリカ・パナマ・メキシコやアイスランドなどがここに入ることはないはず。著者もそれは感じている。『幸福』は、人々の結びつき、信用、楽天的な考え方、自然と多く接すること、自分を信じること、他人への感謝や献身…。ドイツは緻密すぎるらしい。またアジア・アフリカはこのランキング上位には入っていないらしい。読みながら日本のことを考えると、確かに日本は”不幸”の国である。