【感想・ネタバレ】カント先生の散歩のレビュー

あらすじ

『純粋理性批判』でくじけた、そこのあなた!
カント先生と“散歩”に出かけてみませんか?
おしゃれ好きで社交的、財テクが得意で、迫りくる老いと闘い抜く・・・・・・。
名文家が描く「カント先生」は、こんなにステキで面白い人だったのか!

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Posted by ブクログ

カント先生の日常。
なんと言っても、カントの「哲学」について書いていないのがいい。ちょっとだけユーモアを入れながら、淡々とそのパンクチュアルな日常を述べている。
舞台はケーニヒスベルク。ドイツの町だとばかり思っていたが、バルト海の海運で栄えたハンザ同盟の国際都市。賑やかな都市だったのだ。現在はロシアの飛び地(カリーニングラード)。
カント先生はここの大学で、学部長を5度、総長を2度務めた。でも、特段の行政や政治手腕があったとは書かれていない。
その哲学を除けば、親しみを持てるように感じる。近所にこういう先生がいてもいいかな。

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2025年09月01日

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