【感想・ネタバレ】きこえた恋の秒針音（5）のレビュー

香山アオリ

「重いんだよ セフレとして見てたのに」――優大は7年前に付き合っていた千秋にひどい言葉を浴びせ最悪な別れ方をした。自分から切り出したはずなのに、忘れたくても忘れられず、壊れた千秋の時計を今でも捨てずに持っている優大。そんなある日、偶然にも二人は再会し…。切ない男心と共に、止まっていた刻が動き出す。

[ちゃちゃ · ★★★★★]

千秋の泣き顔

普段はへらへらって笑っていてお調子者です！という感じが隠せないのに、幸せと気持ちよさであんな可愛い顔もみせる千秋くん、、かわいいです、、
優大くんの感情の振れ幅はあんまり作品では見られていなくて、少し大人に千秋をリードしているように見えますが、『千秋の幸せ』に本人よりも縋ってる気がします。それはやっぱり千秋を放って置けないとか、負い目とかもあると思いますが、大きな愛がなすものではないかなと思います。優大くんが別れを告げるとすれば、自分よりも千秋を幸せにする人がいた時ではないでしょうか。手は離してほしくないけどね！
この作品には基本的に最後まで善い人しか出てこないので、光の腐女子の皆さんには是非読んでほしいです。