あらすじ
人間はオギャーと生まれたその日から、死のキャリアとしてこの世に生き、約束された死は必ず実現する。
いわば死を抱えながら生きる病人としてこの世に生まれ、再び「大河の一滴」となって海に帰る。
肉体としての自分は消えてなくなるけれど、大きな生命の循環の中に、命のエネルギーは溶け込んでいって、そこで永続する。
だから、天上天下唯我独尊。
犀の角のごとく独り歩めというブッダの言葉のように、孤独死、結構ではないかと思うのです。
青春、朱夏、白秋、玄冬
人生を四つに分けた時の最後の舞台
このステージを最良のステージにするための、7つのすすめ
1. 同居自立のすすめ
2. 非相続のすすめ
3. 再学問のすすめ
4. 妄想のすすめ
5. 趣味としての養生のすすめ
6. 楽しみとしての宗教のすすめ
7. 単独死のすすめ
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Posted by ブクログ
五木寛之(1932.9生まれ) 著「玄冬の門」、2016.6発行です。著者は75歳からを玄冬と設定して書かれています。現代の楢山送り「寝かせきり」で経済効果が上がってることに忸怩たる思いを抱きつつ、体力が衰えた後は想像の世界、精神世界での遊びが有効ではと。また、この時期に癌になったとき、治療するかしないか、これが大事だとも。(癌の部位、程度にもよるでしょうけど、確かに確固たる覚悟がいりますね)年寄りは身綺麗に機嫌よく。これは全く同感です(^-^)