あらすじ
なぜ人は人を殺すのか、謎が解き明かされた世界――そこには排除される者の言語を絶した哀しみがある。生まれてきたことが罪…衝撃的な近未来ディストピア。
なぜ人は人を殺すのか――その謎が遺伝子レベルで解き明かされた近未来。そこは殺人遺伝子保因者を蔑み、罪の烙印を押して排除する、静かなる狂気の世界だった!!! 自分だけは過ちを犯さないと信じるまっとうな人間の傲慢さ、多様性の否定の存在……最も忌み嫌われる<殺人者>を主人公に選び、人類のありようをとらえ直して、アメリカの十代の心をつかみ、衝撃的に登場したトラウマ系思春期小説の最高峰! 装画・挿画/田島昭宇
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妙にリアリティがある殺人遺伝子という設定にかなり引き込まれつつ読み終えました。
全ての人は安全ではない、現実世界でも色々な事が起こる、安全安心など、どこにもないのだなと思わされつつ、こんな世界の中でも自分を信じて強く生きようという生き方を教えてもらったように感じる。
Posted by ブクログ
ディストピアもの。順風満帆な女の子が運命に抗おうとしたり従おうとしたり。心理は見てて胸に詰まるものがあった。
内容としては少し薄いのかもしれない。結局他の元クラスメイトがどうなったのかわからないまま。ただ、主人公の心情だけを書いたシンプルな作品。なので少し不完全燃焼な感じは残る。ショーンには恋してしまうよなぁ。。