あらすじ
介護げなげな話ぶっちゃけます!
漫画『ペコロスの母に会いに行く』が、2013年日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した“ペコロス”こと岡野雄一さんによる、初のイラストエッセイ。
認知症になった母の自宅介護5年間を中心に、漫画では描ききれなかった本音を炸裂させた爆笑エッセイです。
母親の“ぼけ”を少しずつ受け入れつつ、今考えると「母ちゃんはどれだけ寂しかったのだろう」と思うこと。
注意書きの貼り紙が家の中で少しずつ増えていったこと。
寝かせたまま移動できる車椅子に乗せていたら、顔が伸びたようになってしまったのを見て、大泣きしたこと。
介護する家族たちが通る道を歩ききった岡野さんは、「母からもらったものは、今でも気付いていないくらい多い」と言います。
でも、真っ最中の時は、親不幸なことをしているんじゃないかと思っていた。
岡野さんが救われたのは、
「いいんですよ、それが岡野さんのメシのタネになるんだから」
と言ってくれた人がいたから。
だから今度は、岡野さんが“ぶっちゃけ爆笑介護体験”で、真っ只中の人、これから立ち向かう人へ、「プチ親不幸」と「ガス抜き」を勧めます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すごくリアル。
漫画ではいつもほのぼのした部分や心温まる部分をかわいい絵で描かれていたが、その裏側にはこんな葛藤や苦労があったのかと改めて突きつけられました。親の介護の問題は、誰にとっても他人事でないと思うし、思い悩む問題だと思う。それでも、愛情を持って明るくいられるようにあるのが理想だと思った。