【感想・ネタバレ】猫のお寺の知恩さん 7のレビュー

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懐かしい匂い

2018年10月01日

お寺にも田舎にも住んだことはないけど、これを読んでるとだんだん懐かしい気持ちになる。
皆でトランプしながら日の出を待つとか、もうしなくなったし!
コタツの匂い、雪の日の匂い、ミカンの匂い、そんなのがふわふわ漂ってくる。
良い漫画です。

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Posted by ブクログ 2018年07月31日

ほんと、この『猫のお寺の知恩さん』は癒される
どうしたら、ここまでのほっこり感を醸しだし、なおかつ、維持できるんだろうか
きっと、オジロ先生も意識してやっている訳じゃないんだろうけど、それも承知で、話の面白さをイイ意味で安定させるコツを聞いてみたい
今の私の実力で、そのアドバイスを小説を書く事に活か...続きを読むせる事が出来るか、微妙な気もするけど、実力が伸びた時が来たら、役に立たせる事が出来るかもしれないので
この『猫のお寺の知恩さん』が多くの漫画読みに名作と認められているのは、単に読み手を癒すだけじゃなくて、ストーリーやキャラの言動に色々と考えさせるからだろう
高校生である源の悩み、二十歳になろうとしている知恩さんの悩み、その知恩さんの道を狭めたくないおばあちゃんの悩み、それぞれが違うからこそ、読み手は異なる所に共感でき、自らの問題と重ね、自分はどうすべきなのか、と向き合う後押しをしてくれる
源の高校生らしい、青臭くも実直な、現状への足掻きには、どこか元気が貰える
一方で、自分がしたい事と出来る事、させてもらえる事のギャップに憂う知恩さんの姿には、逆に、応援してもらえる
生きてりゃ、誰だって、大なり小なりの問題にぶつからねばならない
一人でどうにかしなきゃならない問題もあるが、その解決に人の手は借りちゃいけないってことはない
誰かに頼る“弱さ”を曝け出せない人には、誰も頼れないのだ
月並みな言い方だが、人は独りじゃ生きられない
助け、支え、協力するのは恥ずかしい事ではない
迷惑をかけられないって遠慮が、却って、自分を心配してくれる人の負担になる事もあるのだ
知恩さんは、源を子供ではなく、一人の男として意識し始めてしまったからこそ、一層に距離が狭まる事を怖がっているけれど、その強がりは痛々しさすら感じる
確かに、今の源は頼りないかも知れんけど、知恩さんを受け止めるだけの強さは、青春って荒波に揉まれる事で得ているんじゃないか、と私は思っている
知恩さんは、もうちょい、素直になっていいと思うが、それを引き出してやれない源にも責任はあるかもな
好きなら、しっかりと抱き締めておかなきゃ、後悔する事になるんだぜ
この(7)、あえて言うなら、ちょい、お色気シーンが足りなかったように思えるが、その分、ストーリーが重みを増したと言うか、より中身がギュッと詰まってきた感じがあるので、文句がない
私的に、強く印象に残ったのは、第58話「初試合と応援の知恩さん」だ
源の緊張を乗り越えて挑んだ、初めての公式試合
結果がズタボロってのが現実的で、そこに魅力を感じる
負けた悔しさを噛み締めた上で、好きな人に心配をかけないために、笑顔を作れる源は、きっと強くなる。負けから逃げず、立ち直った人間の積んだ努力ってのは、強さの質を純粋にさせる
素直になるのが大事だ、と言ったけど、漢たるもの、意地くらい張れなきゃな
そんな源に優しい目を向けられる知恩さん、やっぱり、大人だなあ
この台詞を引用に選んだのは、グサッと来たので
やっぱり、人生経験が豊富な高齢者の方は、言う事に真実味がある
青春に限らず、人生は空回りしてなんぼ
空回っても、その回転を止めないで突き進めた人間だけが強くなり、心から欲した望みを叶えられる
その渦中で、誰かを弾き、蹴落とす事もあるだろう。でも、それが人生だ
勝つってのは、本来、とても残酷なのだ
心を殺せ、って訳じゃない。むしろ、他人だけでなく、自分まで殺すようになった人間の世界は広がらないし、前にも伸びない
覚悟を持って負かした相手の思いも背負って、人は戦っていくしかない、欲しいものがあるならば、何が何でも守りたいものがあるならば

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Posted by ブクログ 2018年07月08日

知恩さんと源くんの距離がいい感じなのにそれ以上縮まらない…なんとももどかしい!!
今回もホッコリ癒された〜♪人間も動物も田舎の風景も大好きです。

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Posted by ブクログ 2018年06月04日

気づかい、想い、ふと増える接触。
そうしたことから何となく近づいていく距離。
もどかしくもあるけれど、微笑ましくもある。
いいですね、若さ。ティーンエイジャー時代。
進路に揺れる心、ほんのり感じる三角関係?…
この先の展開がますます楽しみになる7巻目でした。

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