あらすじ
どんなに報道されても「オレオレ詐欺」は後をたたず、 マインドコントロールが犯罪につながる事件が起こり、手品にも繰り返しだまされる。これらはすべて、あなたの脳があなた自身を裏切るからである。「ベクション」という視覚による錯覚現象を入口に、心理学者である著者が、この仕組みを楽しく解説する。知覚心理学、行動経済学、脳科学の最新研究もわかる。
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Posted by ブクログ
確かに、脳の働きが我々が思い込んでいることとはかけ離れている、という意味ではこのタイトルかもしれない。
しかし、それについて深く掘り下げてある、というより、我々が思い込んでいる様々なことが、実は知覚心理学的に説明するとこんな風に現実と乖離がある、というのが様々な切り口から説明してあって面白く読める。
本来は難しい知覚心理学の研究を、その検証の実験や結果のエッセンスを丁寧に分かりやすく、そして時にはユーモアを交えて説明してあるので、楽しく最後まで読める。
もし、自分が大学に入る前にこういう書物に接していれば、心理学の道を志したかもしれない。
Posted by ブクログ
人間は、鳩よりあほなとこがあったり、無意識のうちに取捨選択していたり、エピソードは自主的さがいたり、自由意思なかったり、顔でだいたい選んでたり、期待値より万が一を気にしたり、得より損を悔いたり、自分の顔、声に自意識過剰だったり、金持ちほどやなやつになったり、注意資源は人それぞれ決まっていて、努力で減らすことが出来たり、二重課題で騙されたり(マジック、オレオレ詐欺)、首振りで結果がだいたいわかったり、空腹で怒りっぽくなったり、好感度はよく会うや見るやったり、仕事などは遅くゆってそれが普通にしたり、
面白かった。鵜呑みにせず色んな心理学の本を読んで判断したい!