あらすじ
「悪王子町」「ホッパラ町」「閻魔前町」「天使突抜」等々、京都には奇妙な、不思議な地名や町名が数多く存在します。京都は、王朝文化が栄え、貴族たちが優雅な生活を送っていた「華やかな町」というイメージの一方で、明治の世に至るまで幾度となく繰り返されてきた戦乱等で生み出された、思わず背筋が寒くなる「怖い町」の一面があり、実はそれらが地名や町名に刻み込まれているのです。●「千本通り」には何が千本あった?●「蹴上」で何を蹴り上げた?●「血洗町」で洗ったものは?●「京都で一番怖い神社」はどこ?――答えは本書にあります。地名の由来を知って歩けば、身の毛もよだつ、そんなミステリアスな京都旅を体験してみませんか?
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Posted by ブクログ
地名の由来を解説しているのかと思ったが、実際は、妖怪、幽霊の怖い話が伝わる場所の話。
以前からの謎だった「宴の松原」「本能寺の変の場所」「あわわの辻」などを知ることができたり、駒姫の話や、納所の戦いなども詳しく知れたので面白かった。
ただ、読んで思うのは、妖怪、幽霊よりも人間のが怖い。。
豊臣秀吉の三条河原の刑のやり方や、土方歳三の古高俊一郎への拷問など、あまりに詳細に書いてあり、めちゃくちゃ怖くなった。。
やはり、人間が一番怖い。。