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想像通りなのに想像以上に美しい
友人から、結婚式のスピーチの話だよ、と言われて読み始めたが、家族、恋愛、友情、キャリア、全部が描かれた美しいお話だった。スピーチで始まりスピーチで終わる構成も美しく、一気に読んでしまった。
当時の政権の話がかなりリアルに描かれていることと、作者の政治思想がちょっと強め?なのでそこは注意。かも。
Posted by ブクログ
面白かった。そんなうまいことコトが進むのかと思いながらも、先を読み進めたいと思わせる。ハッピーエンドだとわかっているので安心できた。
そして素敵なスピーチ。「静」の文字。プレゼンでも効果があるかやってみたい。
Posted by ブクログ
仕事と恋のストーリーをバランスよく混ぜてある小説。スピーチの文を読んでいると思わず涙する場面も。
政権交代する党の政策が気になったが、それ以外は、すんなり楽しく読める。
Posted by ブクログ
本が好きなんだから、当然毎日言葉には触れているけど、改めて言葉の持つ力に気付かされる一冊でした。
ストーリーもよかったけど、あるフレーズで鳥肌がとまらなかったですね。
北原さんのお母さんが言った言葉ですけど、
『生まれ変わってもまたあなたのお母さんになりたい
今度はいっぱいお話しをしましょうね』
これをこの背景で言われたら涙自然と出ちゃうでしょ。
スピーチ頼まれたら再読必須かな。
Posted by ブクログ
『困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。』
『言葉は読むものではない、操るものだ』
スピーチライターという仕事があるなんて知らなかった。
言葉を巧みに操って人の心を動かし世界を変えることができる。
シンデレラストーリーではあるがしっかりと胸に刺さる言葉もあった。
ワダカマの師匠、老人ホームで働く北腹正子さんも印象的だった。
リスニングボランティアといって聞き役に徹底するというのが仕事の内容なのだが、簡単そうに見えて本当に難しく大変な仕事だと思った。
私はよく人の話を途中で遮ってしまうから、気をつけて聞き役に回るときはすべて包み込むくらいの気持ちで聞きたい。