あらすじ
「今すぐに、この無礼なふるまいをやめなさい」腕をつかんでいる男のグレーの瞳を見たとたん、オリヴィアの全身に震えが走った。公爵令嬢である彼女を詐欺師と間違えたうえに変人呼ばわりしたその男――アメリカ帰りのセント・レジャー伯爵は非礼を詫びたが、オリヴィアは激怒して立ち去った。翌朝、彼女の経営する調査事務所に伯爵が現れた。彼は昨夜の許しを請うと、深刻な様子で申し出た。「私の家に二、三週間、滞在してはもらえないだろうか?」
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Posted by ブクログ
①
心霊研究の流行ったヴィクトリア朝ロンドン、「いかれたモアランド家」には霊媒もいるらしい。
中世の夢を見るヒーローとヒロインが謎を解決していくミステリ仕立て。
Posted by ブクログ
モアランド公爵家の秘密その1
”いかれたモアランド家”と呼ばれる公爵家の娘で心霊現象調査事務所を経営しているというヒストリカルのヒロインでは中々(というより全然)見ないタイプのヒロインと、アメリカ帰りのヒーロー。
ヒーローの母を騙している霊媒師のイカサマを暴く為にヒーローに頼まれて屋敷に滞在することに。
本物の心霊現象もおきたりとミステリ要素多めだったけど、ヒーローヒロイン共に好印象でロマンスの方も楽しめた。