【感想・ネタバレ】沈黙すればするほど人は豊かになる ラ・グランド・シャルトルーズ修道院の奇跡のレビュー

あらすじ

机、寝台、祈祷台のほか、ほとんど何もない個室で、一日の大半を祈りに捧げる、孤独と沈黙と清貧の日々――フランス南東部の山中にあるラ・グランド・シャルトルーズ修道院では、男性修道士たちが、九〇〇年前と変わらぬ厳しい修行生活を、いまも送っている。溢れるモノと情報の中に生きる私たちよりも、彼らのほうが、はるかに自由で豊かで幸せに見えるのはなぜなのか? 映画『大いなる沈黙へ』で感動を呼んだ神秘の修道院の歴史とそこでの生活から、人生に真に必要なものは何かを問いかける。

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Posted by ブクログ

映画「大いなる沈黙へ」を鑑賞直後に読む。900年続く修道院。日本の永平寺の番組を見たとこがあるが、西洋と東洋の違いを感じた。
映画の復習にもなる本で、見た後でそうだったのか、と納得する部分も多かった。映画は感性で見たいので、私には正解の順番だった。
修道院の歴史や状況を知ることで、このラ・グランド・シャルトルーズ修道院の特殊性がよく理解できる内容だった。個室で沈黙で過ごすこと。今の社会では殆どあり得ない状況下で、幸福を感じる、神の存在を感じる修道士たち。幸せとは何か、生きるとは何かを改めて考える本となった。

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2023年01月11日

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