あらすじ
日本マイクロソフトなどで活躍してきた著者による「NewsPicks」で人気の連載を書籍化。今、世界中の企業で職種を問わず重視されるクリエイティブ思考。この思考を邪魔するものを明らかにし、生来誰もが持つ力を取り戻す方法を解説する。
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Posted by ブクログ
「私はデザイナーでクリエイティブ職だから読まなきゃ!」と意気込んで、この本を手に取りました。ページを捲ってすぐ私の勘違いを本書の冒頭で指摘してくれました。
クリエイティブは本来誰しもが持っているもので、それは鍛えられる。高めるのも衰えるのも自分次第––––。
この言葉に救われました。私の中には「クリエイティブとは若い者しか持ち得ない才能」という固定観念がありましたから。
読み進めると「切迫感は必要」「守破離」「最初の一歩が大事」などと、グローバル観点で日本人が直面すべき課題が多く提示してくれています。
気付きが多い本書の中でも最も気に入ったフレーズがあります(本書を購入するに至った1番の理由でもあります)。
~「僕はハイヒールを履かない」と言っていてはいけません~
素敵だな、と思いました。
ジェンダー問題。
“仕事上での女性の立場”問題。日本でも試行錯誤しながらも有難いことに大分改善されたように思いますが、この問題は世界共通でもあるのも事実。
結婚、出産…めでたいイベントの代償に、仕事から退かなければならない。
ここは自分でも悩みポイントであります(結婚の目処は全然ですが汗)
男女それぞれに特長があります。例えば男性は論理的、女性は洞察力に長ける。それぞれ仕組みの違いや性差はあります。もちろん、洞察力に長ける男性もいれば、論理的な女性もいます。
私が思うに“相手”を尊重した上で、お互いの“強み”を活かす素敵なビジネス関係が理想ですよね。言うは易し行うは難し、そう簡単にいくことではありませんが。
つまり固定観念を持たずに環境に順応していく「柔軟性」が大事ということ。それがクリエイティブ思考の多様性に繋がる鍵なのかもしれない。“多様性”という本質はもっと深いものであるので自分も学んで模索していきたい。
日本人の女性もいえることです。「結婚すればいいから」と“女であること”に甘えている意識の甘さも垣間見えるように私は思う。
瀬戸著者の言葉を借りれば、私らも髭を生やしてみませんか。
Posted by ブクログ
運動を仕事と切り離してはいけません
自己ブランディングに罪悪感を感じてはいけません
この2つが自分には刺さった。
クリエイティブに必要なのはリズム!身体と脳は繋がっている。適切なリズムで生活して運動も取り入れることがクリエイティブな思考につながる。
自己主張は苦手だったけれど、それも「べき思考」が自分を支配していたのだとこれを読んで思った。
Posted by ブクログ
クリエイティブ思考の邪魔リスト
制約を侮ってはいけません
名刺は名前以外を見てはいけません
慎重に計画を練ってはいけません
「考えても仕方がないこと」を考えてはいけません
周囲からの影響を軽く見てはいけません
「知ったか病」に冒されてはいけません
自分の「型」に他人をはめてはいけません
「男だからハイヒールは履かない」と言っていてはいけません
弱みを克服してはいけません
グローバル時代に異文化を学んではいけません
違和感から逃げてはいけません
「自己ブランディング」に罪悪感を持ってはいけません
惰性リズムを積み重ねてはいけません
「運動」を仕事と切り離してはいけません
徹夜した自分に酔ってはいけません