【感想・ネタバレ】さいはての庭【イラストあり】のレビュー

あらすじ

片親育ちで人の顔色を伺ってきた荘介はある事件により夢だった仕事を辞め、離婚した。死ぬために訪れた鎌倉で作家の溜池フジ夫と出会い、「自殺志願者とは面白い。死ぬ前にうちで働け」と家政夫をすることに。着いたのは今は亡き敬愛する作家の家でフジ夫はその孫だった。7歳年下で遠慮ない彼に「飯が不味い」「もっと笑え」と振り回され、思い詰めていた気持ちが薄れる荘介。あけすけなフジ夫だが彼には荘介を連れてきた目的があり……。伊東七つ生先生の口絵・挿絵も収録。

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Posted by ブクログ

これはストーリーとイラストがマッチしていた! 鎌倉の落ち着いて穏やかな雰囲気も、伊東先生の絵がぴったりハマってた。受け攻めどちらも、重い過去を抱えていて、特に受けの壮介は、一体何から逃げ回っているのか、なかなか明かされないのが、気になって気になって……。その壮介につきまとっていた元教師の執着も、とてもよい形で解決されていて、嬉しくなった。途中の、攻めのフジ夫の担当編集者に、壮介がメイクして励ます、というくだりもよかったなー。最後、壮介がヤモリに驚いてシクシク泣き、フジ夫にからかわれて追いかけられるシーン、イラスト効果もあって笑っちゃいました。よくぞここをイラストにしてくれました!

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2017年02月16日

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