あらすじ
「愛」とか「好き」は重いからいらない。
セックスで熱くなって、冷めたら終了。
仕事先で次郎が再会したのは大学時代の同級生、嘘だらけの経歴でかためられた「モデルの藤亜」。
口止めのようなセックスをしてから“そういう関係"に。
デリカシーがなく、言ってることの9割が出鱈目、尻軽で軽率な惚れっぽさ、至極どうしようもなく欠落した藤亜に、頭ではわかっているのにくやしいほど性癖がピタリと合致してしまい――。
知ってるのはこいつの"イイトコロ"だけで他はなにも知らない。
大注目作家・上原ありデビューコミックス!
★単行本カバー下イラスト収録★
【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
藤亜(受け)のビッチっぷりも見事なんだけど、ジローちゃん(攻め)のバリタチっぷりが激レア。市販のゴムじゃダメなくらい立派なの持っててもそれでも一番イイとこに届かなくて、でも時々かする感じが愛おしい感覚とか、体だけの話じゃなくて。
当て馬というほど当たってないけどRYUくんほんといい子で。合意の上でやろうとしたらどっちもネコだったから実質自分専属のセフレに代わりに抱いてやってと頼む受けも受けだけど応じる攻めも攻め。自由度が高い。求めるものだけきっちり与えて、見えてる地雷をわざわざ踏みにこないのがバリタチセフレの鑑。当然本人は苦しいけどちゃんと落としどころを探り合っていくあたりがみていて清々しい。
イッてる最中に飛び込んできて、出し終わるまで待っててくれる社長さんいい人。
こじらせ愛
藤亜の事が大好きな次郎君。次郎君がかわいそうなるくらい、藤亜が自分勝手で、少しイラッときたけど、藤亜も本当は次郎君の事がきっと大好きなんだろうな…なんだか複雑な愛情表現でこじらせちゃってたけど、最終的にハッピーエンド?かな
良き
主人公の心情が共感しづらいですが、私は何度も読んで段々分かってくるのが好きなのでこれは好きです。もっと絵で心の動きを表現したら分かりやすくなると思うけどそうするとこの作品の良さも減ってしまうかも…とか、あれこれ思いながら楽しみました。
絵もエロもセクシーさもとてもいいのですが、どうも難しくて…拗らせてる藤亜との駆け引きとか、次郎ちゃんがどこまで深読みしてるのか、読み取りづらいです。何度か読み直してみたら掘り下げられるのかも…
絵は好き
エロが多いのと絵がきれいで好みなので評価高くしましたが中身は★2というところ。セリフの意味がよくわからない所が多かったのでわかりづらい。
難しい
誰が見ても「恋人」なのに「セフレ」の関係。
受けは欠落していて愛とか独占欲とか怖くて相手に求められても自分はその分、返せなくて。
攻めに悲しい顔をさせたくないから攻めと会うのを止めようとするんだけど、攻めが
「お前みたいなモンスター好きな訳ない
『お前』が俺を好きって言うなら傍に居てやる」
と言う所が特にグッと来た。
好きと言えば受けは離れてしまう。
例え「恋人」じゃなくても一生傍に居られるなら「セフレ」でも良い。攻めの気持ちを思うと切なくて辛いけど、それでも攻めが幸せならそれでも良いのかな。
礼儀正しいリュウくんにしたらと思うけど、それでも好きなんだよね。
自分からキスをしたなかった受けが攻めを好きだと自覚してからキスをするようになって、攻めへの愛が溢れてる。
正直、何で「恋人」じゃないんだ!と思ったけど、これが二人の距離感でちょうど良いのかな。
「恋人」の関係にならないのが嫌な人は、この話しは向かないかも。
先生の絵が好きでエロいし面白いけど、考えさせられる。
同僚がオモチャ見つける話しも見たい笑
Posted by ブクログ
セックスはしても『友達』以上を求めたら終わってしまう関係から、結局『恋人』という名前は付けられずタイトルのままで終わっていても、それでも良いんじゃないかと思える話だった。次郎の同僚の猪瀬くんと彼女の話が印象的で、自分は関係性をはっきりさせたい派なのだけど、そんなの別に気持ちさえはっきりしていれば名前なんて何でもいいのかなと、目から鱗でした。猪瀬くんの彼女は幸せ者ですね^^ 正直、藤亜はビッチだし、もうRYUくんでよくね(^^)?と割と本気で思ったものだけど、ハッピーエンドで良かったです。
匿名
絵が綺麗で好き
こちらの作家さんは、ストーリーが個性的ですね。受けの子の設定なんだろうけど、考え方とか、攻めに空港で言われたセリフがまんまだった。結局なんだかんだ、攻めを離すことが出来ない感じでのラスト。チェスの駒の例えがヒントで分かりやすかった。
地雷
レビューを書きたくなるほどの地雷です。
受けの奔放さに読者は振り回され、痛い感情を植えつけられそうな気がします。
もちろんそれを描ききれる先生なので売れるんだと思います。ただフツーの女性は読まないほうがいいに一票。
ツライ、心が痛い、ありえない、ラストまでハピエンさが浸透しない作品。
二度は読めないかもしれない。でも描ききった先生は凄い。