【感想・ネタバレ】魚と放射能汚染のレビュー

あらすじ

海に囲まれる日本列島。魚は昔からタンパク源として重要な食料です。近年は動脈硬化のリスクを抑える働きがある(とくに青魚)など、新たな魚のメリットも注目されています。
一方で魚は、肉や農産物と異なり、管理が難しい資源でもあります。
それゆえに、東電福島第一原発の事故により大量の放射性物質が放出されてからは、安心して食べたい消費者を悩まし、安心して提供したい漁業者を追いつめました。3.11から5年が経ち、食料の安全性が改めて注目されています。
水産資源の専門家である著者が、魚のもつこの難しい問題と向き合い、「魚介類と放射能汚染」の現状について多くのデータをもとにわかりやすく解説しました。
被災地(水産地域)の復興について著者自身の考えも記しています。魚の安全性が気になる人にも、被災地の復興を考える人にも、手元に置いてもらいたい1冊です。
「Q&A ここが知りたい―魚と“海・川”の汚染について」付。

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Posted by ブクログ

本文の内容はすでに勉強して知っていたことが多かったが、おわりにが1番印象に残った。
研究している中で色々と思うところがあっても、論文にはかけない。論文と一般書では対象が違うのは勿論だが、研究者の感情や意見は本でこそ書けることに新しく気付かされた。
人間的な捉え方、幅広い視野を忘れない研究者を目指したい。

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2024年06月05日

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